2007年10月22日東急田園都市・大井町線工事調査
2007年10月22日に東急田園都市線の梶が谷、溝の口、東急大井町線の上野毛、旗の台の工事状況を見てきましたので、報告します!!
工事調査は梶が谷からスタートです!!
なにやら下りホームの中線と留置線の間を大井町線の車両が行ったり来たりしてまして、何かのテストなのでしょう。
トップの写真は撮影のタイミングで先頭車が分岐ギリギリの位置になってしまってますが、実際にはもっと奥まで進んでいます。トンネルが掘ってまで有効長を確保しているような留置線であり、結構長いのですねぇ。
10両あるかどうかは分かりませんが、8両くらいは有るような感じ?少なくとも6両はOKでしたから、大井町線の急行は折り返せますね!!
上り追い越し線に接続する分岐が組み立てられていました。線形は当然の事ながら曲線になっており、現行の線形に一致していることから、追い越し線の線形は変わらないと思われます。
留置線4線の構築は進められており、手前の2線は軌道も敷かれています。
法面側の2線は一部土木工事等が残っているのか(重機械がなにやらやってます)まだ軌道が敷設されていない箇所があります。まぁ、近々敷かれることでしょう。
ちなみに保守基地側でも分岐が組み立てられていますが、今のところ梶が谷に設置される予定のものは敷設完了しており、既存の交換で無いとすれば、他駅のものという事になるのでしょうか?
オイラは後述の理由から上野毛のかなと思っていますが、はてさて???
南武線の溝の口から田園都市線の梶が谷まで歩いた際、長津田側で交差している道路の上部(写真の緑色のところ)に防護設備が組まれている事に気付きました。
沿道に掲示されていた工事概要によると桁下防護工とあり、実際に結構ガッチリした防護がなされていました。
通常の一括架設の場合は当夜に道路を閉鎖するため、ここまでの防護はしないので、これは送り出しでやるんだろうナァと判断し、後でホームから状況を確認することにしました。
おぉ~、軌道が敷設されているじゃん!! という感じですが、これは桁架設のための送り出しに使う装置のレールですね。
こいつを使って桁を中央林間方に送り出すのでしょう。楽しみですね!! (職業病・・・)
ちなみにホーム上には外側線用の行き先案内板が設置されており、黒テープで隠されていましたが、文字は読みとれ、現行の下りホームと同様の表記がなされていました。
やっぱり田園都市線専用なのか・・・と思わせる感じです。
高津から溝の口にかけて下り外側線の構築が進められています。線形変更・移動が容易なバラストタイプではなく、最近流行の固定構造であるため、最終線形なのだろう事は推測ができますが、どのように切り換えるかは疑問に思う点があります。
溝の口の高津方の赤い線が新下り線からの暫定線になるわけですが、そのルートが上記の写真5で読みとれない訳です。
確かに人が集まって作業しているあたりだけ軌道敷設がされていない感じがしますが、線路を振るだけの延長が無いような気が・・・
高津駅方に内側線転線の分岐は敷設されていますが、それを使っての内側線に結ぶならHOTほっとTOKYUのような表現にはしないと思いますし。
まぁ、やっちゃうんでしょうね!!
前回の調査で溝の口の先まで一気に切り換えるのではないかと思っていましたが、実際には内側線を使った暫定切換でした。確かにこれなら桁架設を待たずに出来るので、やれるだけやっておくという事なのでしょう。
高津の工事が一番のクリティカルという感じがしますので、そこを優先しているのではないかと推測します。
駅の状況は特段変化が無いのでパスさせて頂くとして、気になったのは写真の通り、大井町方の上り線の一部のバラストの色が違っていた事です。
上り線の線形が将来の追い越し線の線形になっており、これから将来の待避線部分をホーム下で作ることになりますが、あわせて駅前後に分岐を挿入する必要があり、その動きがそろそろ出てきそうな気配でしたね。
バラストの色が違う部分に分岐が挿入されそうですが、線形上両開きになりそうであり、番数の大きい線形の比較的緩い分岐が入りそうです。
梶が谷の保守基地線で組み立てられていた分岐がちょうどそんな線形だったので、ここまで持ってこれるのか?という疑問はあるも、ここじゃないかなぁと思ったのでした。
夜中に持ってこれないかなぁ??
上下線とも分岐が挿入され、残すは内側線2線の一部範囲の軌道敷設のみとなりました。
完成が楽しみです!!