2007年12月13日

MAX188の回答は?

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 ジョナサンの会で矢切さんから副都心線のダイヤの宿題を頂いていたのですが、最近はあまり深く考えていなかったので、正直良く分からない・・・

 という事で、とりあえず「ダイヤの格子」について考えてみたいと思います。

 ダイヤの格子を探るには、一時間あたりの運転本数からサイクルを決めるという流れが良いだろうと思い、以前プレスで発表されていた188往復という数字から各運転時間帯の本数を考えてみます。

<各時間あたりの運転本数は?>

 副都心線に関係するであろう有楽町線の一日あたり本数に対する各時間帯の本数のバランスをそのまま副都心線に充てはめると、ざっくり以下のような本数になるかと思います。

    5時台  4本
    6時台  8本
    7時台 12本
    8時台 16本
    9時台 12本
10~16時台 10本
17~19時台 12本
20~21時台  8本
22~23時台  6本
    0時台  2本 合計188本

 西武線と東武線から有楽町線、副都心線双方に同数直通するというパターンを格子とするならば、運転本数は4の倍数本数で組むと都合が良さそうですね。

 ラッシュ時間帯は有楽町線と同本数という状況にはならないでしょうから、有楽町線:副都心線が4:3とか3:2というバランスになる公算が高いと思われます。

 そう書いておきながら、日中時に10本という4の倍数ではない本数にしていますが、仮に日中時に12本だと、ラッシュ時の本数が日中時と同等になりますし、8本だとするとラッシュ時や深夜帯の本数が多くなりすぎます。

 188本という数字を根拠にするならば、日中時間帯は毎時10本となる可能性が高いのではないか?と思います。

<優等運転はどのように行われるか?>

 競合路線に真っ向から立ち向かうところに路線の意義を持つ訳ですから、最初から優等運転を行うことは容易に想像できますが、その運転本数がどの程度になるか?どのような運転区間になるかが興味深い所です。

 この点についてヒントになるのは、

・池袋~渋谷間において優等は11分、各停は16分運転
・以上の所要時間差から、ダイヤ次第で追い越しはあり得る
・副都心線区間で優等運転を行う

 という3点でしょうか。

 オイラが個人的に気になっていたのは、副都心線としての路線区分が池袋~渋谷間ではなく、和光市~渋谷という区分になったという事です。

 有楽町線との共用区間として副都心線を和光市からの設定としたのは、同区間で優等運転をするためではないかと思えてしまうのですよね。メトロ区間ならメトロのやりたい設定が出来るでしょうし。

 東武東上線が副都心線対策とも思える池袋口改善のニオイを醸し出しているのは、そういう背景があるのではないかと考えています。

 ということで、オイラの予想は「優等列車は終日運転がなされ、池袋~和光市間でも通過運転は行われる!!」です。

 上記の終日というのは、各時間帯において、東武・西武線内から渋谷まで優等運転するものや、メトロ線内は各駅に停車するタイプの列車など、様々ありそうですが、何かしら通過運転があるだろうという意味です。

 日中時については東武・西武直通はメトロ内各停になるのではないでしょうか?なんとなくですが・・・

<日中時ダイヤパターンはどうなる?>

 朝ラッシュ時は12本ないし16本になると思われ、各停の本数が8本で良いなら優等は4~8本、ピーク時の各停は12本必要なら、優等は4本といった感じで想定しています。東武と西武が半数ならば、バランスも良いですよね!!

 それじゃあ毎時10本と予想した日中時の優等はどうなるか?という事ですが、非常に悩みましたが、以下の見解を見出しました。

 ・現行に対し和光市方面、西武線方面で毎時2本ずつ増発。
 ・和光市~小竹向原間は毎時10本の各停を確保。
 ・小竹向原~新木場間は現行通り毎時10本の各停を確保。
 ・小竹向原~渋谷間は優等2本、各停8本とする。
 ・小竹向原での時間調整は極力少なくし、接続も行う。

 で、試しに作ってみたダイヤが以下です。

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図:副都心線開業時のダイヤのイメージ(想定案)

 時間が無かったので深くは検証していません。とりあえず今回はこんなもんで・・・