2008年6月22日

有楽町・副都心線2008年6月14日改正ダイヤ分析 夕ラッシュ時

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 6月14日に開業した東京メトロ副都心線と、ダイヤ改正した有楽町線の夕ラッシュ時ダイヤについて分析したいと思います。

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図:有楽町・副都心線2008年6月14日改正ダイヤ 夕ラッシュ時

◆ダイヤパターン概要

 30分サイクルをベースに、副都心線は急行1本、通勤急行1本、各駅停車2本のパターンを組んでいますが、ピーク帯に各駅停車を1本挿入しており、1時間あたりでは13本の運転になっています。

 これにあわせて有楽町線も3~5分間隔に各駅停車が13本設定されていますが、この本数は旧ダイヤと同等になっており、有楽町線に合わせて副都心線の増発がなされたという見方も出来そうです。

◆新旧ダイヤ比較 ※小竹向原基準18:33~19:33の1時間

<旧ダイヤ>

 新木場発和光市方面行  8本
 新木場発西武線方面行  5本 小計13本
 新線池袋発和光市方面行 5本
 新線池袋発西武線方面行 1本 小計 6本 合計19本

 →和光市方面行13本 →西武線方面行6本

<新ダイヤ>

 新木場発和光市方面行 10本
 新木場発西武線方面行  3本 小計13本
 渋谷発和光市方面行   8本
 渋谷発西武線方面行   5本 小計13本 合計26本

 →和光市方面行18本 →西武線方面行8本

 こうして表にすると、有楽町線の本数は変わっておらず、朝ラッシュ時と同様に副都心線の増発分を和光市方面:西武線方面=2:1の割合(5:2)で設定したことが分かります。これが設定バランスなのでしょうね。

◆新ダイヤで気になる点

 夕ラッシュ時は、まぁこんなもんかなぁという印象ですが、副都心線の渋谷における着席需要を考えると、西武線方面の列車が連続してしまう(西武線方面の急行が西武線方面の各駅停車を東新宿で追い越す)のは避けても良かったかなという気がします。

 このパターンは日中時も同様で、西武線内のダイヤの影響を受けている訳ですが、新木場発の各駅停車とスジを変更しても、新木場発系統を含めて西武線内で先着になるのですよね。

 まぁ、そうは言っても折り返しの関係とか色々制約はあるので簡単に変えられない訳ですが・・・