2008年6月27日

西武池袋線2008年6月14日改正ダイヤ分析 夕ラッシュ時

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 6月14日にダイヤ改正した西武池袋線の夕ラッシュ時ダイヤについて分析したいと思います。

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図:西武池袋線2008年6月14日改正ダイヤ 夕ラッシュ時

 副都心線直通設定に伴いメトロ直通系統を一時間当たり6本から8本に増やしたためか、池袋発の18:02発にあった準急(新ダイヤでは17:56発に相当)を減便しており、利用率の低い列車は若干整理といったところかと推測しますが、18時台として見れば池袋発の本数は旧ダイヤと同じです。

 通勤準急の練馬停車は朝とは異なり必須ではない感じですが、練馬の利便性を向上しても良い状況であるとは思えるので、朝と同様の停車駅ということで良いのではないかと思います。

 さて、主だった変更点としては以下の通りです。

・副都心線直通準急を新設(飯能行リソースをシフト:渋谷~飯能間運転)
・急行の半数を小手指行に変更
・有楽町線・副都心線直通普通は清瀬行に固定

 飯能行を副都心線系統に割り当てたため、池袋基準で見ると朝ラッシュ時と同様に利便性が落ちた印象は受けますが、朝ラッシュとは異なり本数的には殆ど変わっていませんでした。

 夕ラッシュのピーク時間帯ということで、副都心線系統にも飯能行を設定したいというのが前提と捉えれば、他の時間帯と同様に快速を副都心線系統にシフトしなかった点、急行を飯能行で固定すると、池袋発時点で飯能行に20分穴が発生してしまうのを避けたあたり、それなりに配慮した設定なのかな?とは感じます。

 所沢の接続関係もあり、所沢以遠の飯能行を10分間隔に固定する意味合いから、急行小手指行と準急飯能行を接続させているのも、配慮の一つだと思いますし、まぁ妥当なところなのではないでしょうか。

 練馬の接続関係を見ると、日中時ダイヤと同様に豊島園行普通がメトロ直通に接続、保谷行普通がメトロ直通準急に接続するパターンになっており、そのあたりは上手いと思います!!