夏のダイヤ改正分析をば!!
やっとこさ東京時刻表を買いましたので、7月12日改正の日暮里・舎人ライナーと8月1日改正の京王井の頭線のダイヤ改正内容について、気になる部分を分析してみたいと思います。
(1)日暮里・舎人ライナー
開業後かなり早いタイミングの増発改正で、利用状況の好調ぶりがうかがえますが、やはり気になるのは朝ラッシュ時ですよね。
プレスを見ると、朝7時~8時台に上下2本ずつ増発という記載がありましたが、どの時間帯なのかよく分からなかったので、新旧ダイヤのスジ引きをして比較してみることにします。
こうやって見ると分かりやすいですが、要するに7時台の本数が少なかったため2本増発したという事ですね。その折り返しが8時台にかかるという事で7~8時台という表現ということです。
旧ダイヤでもピーク時間帯は5分間隔でしたから、その時間帯が拡大した事になります。7時台の一部時間帯では4分間隔が続いており、そこに一つのピークがあるのかと推測します。
あと気になった点として、8時台の列車の所要時間が増えていますね。特に熊野前~日暮里間の増加が顕著で、停車時間の見直しをしたのではないかと推測します。それも利用状況を踏まえての対応ということなのでしょうね。
(2)京王井の頭線
吉祥寺駅の工事の関係ということは分かっていましたが、実際どのようにダイヤが変わったのかノーチェックだったので、折り返しを含めた新旧ダイヤのスジ引きをしてみました。
吉祥寺の折り返しが1線しか使えないため、折り返しの運用を変更し、かつダイヤパターンを構築すべく上りダイヤのスジずらしを行っています。
その結果急行のスジが下りで1分、上りで2分寝ており、各駅停車も永福町~吉祥寺間の間隔にバラつきが出ています。
今回の新ダイヤは工事が理由とは言え従来ダイヤと比べて利用のバランスは悪くなる形になってしまうので、極力影響を抑えるため夏季をチョイスしたという事でしょう。
参考まで渋谷駅に掲示されていた「お知らせ」です。8月の一月間を2つに分けるのですね!! なるほど。