2008年10月29日近鉄奈良線工事調査(1)
2008年10月29日に近鉄奈良線の連続立体交差事業の工事状況を調査してきましたので、報告します!!
その(1)として八戸ノ里~河内花園間の状況です。
八戸ノ里~若江岩田間は近畿自動車道を越えたところまで既に高架化されており、この写真の部分が地上に降りる部分ですが、左側に真新しい高架橋が出来ていますね。
八戸ノ里~河内花園間は別線方式の高架化なので、既存線に隣接して高架橋が構築されることになります。そのため、この付近は曲線になってしまいますが、線形は速度低下が無い形になると思われます。
ほぼ高架橋は完成状況にありますが、既設の線路に隣接した部分に構築するため、高架上の上り線部分の端部の施工が出来ていません(横方向の鉄筋が出ており、端部で無い事がわかる)。
よって、下り線の高架切換、下り地上線の撤去、上り高架橋の整備、上り線の高架切換というステップを取ると思われます。
いずれにしても上下一括切換は出来ないでしょうから、用地を考えると仕方ない施工手順でしょうねぇ。
若江岩田駅付近の状況です。
やはり上り線側の端部施工が出来ていませんね。ホーム部分はそれだけ用地幅が必要なので、下り線切換後に急ピッチで工事が進められると思います。
踏切の上部に見える緑色の桁は交差する道路の桁です。
西武の練馬付近とか、東急の元住吉のような逆立体化箇所という事でしょうね。
桁になっている部分は仮設で、切換で一気に撤去できる構造ということなのかな?
近鉄の高架化は下り線、上り線の順番だと先ほど推測しましたが、そうなると交差道路は一時的に踏切が復活してしまうのでしょうか??ん~、分からん・・・
この区間も高架橋はほぼ完成状況にありました。上り線側の端部が未施工であるのも前述区間と同様です。
高架橋がいかに既設線路ギリギリに作っているかは、下り線の架線の吊り方でも分かりますよね。
別線方式だからといって決して施工が楽という訳ではないのでしょう。
##その(2)に続きます!!