2008年11月14日

韓国旅行に行ってきました!! (3日目) 板門店ツアー編

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 韓国旅行3日目です。

 今日はツアーで北朝鮮との国境、板門店に行ってきました!!

 以前、何かのサイトで「鉄道で国境付近まで行ける」みたいな情報を目にした記憶があって、幹事に行きたいな的な注文をしたら、見事かなえてくれました。

 鉄道ツアーではなくバスツアーでしたが、何というか気軽に行ける場所では無いようで、想像以上に重い(変な意味ではなく)ツアーでしたが、なかなか貴重な経験ができました。

 実に色々と考えさせられた、1日の出来事を振り返ってみたいと思います!!

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写真-1:朝食は胃にやさしいものを(苦笑)

 朝食は明洞(ミョンドン)という繁華街にてソルロンタンを頂きました。

 ソルロンタンとは、牛の肉・骨を長時間煮込んで作る、乳白色のシンプルなスープ料理で、ご飯が一緒に出てくるので、スープインすれば雑炊みたいな感じになります。

 牛さんのうまみが凝縮されつつもあっさりとした感じのスープで、味は殆どついておらず、店員さんに好みで塩コショウを入れてくれと言われたので、適度にふりかけて頂きました。

 たいへん美味かったです。雑炊にして食べるのがお勧めかな?

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写真-2:ツアーはロッテホテルから出発

 9:40にロッテホテルから出発のツアーだったので、それを見計らって朝食の時間を設定しましたが、思いのほか早く済んでしまいました(食べるのクソ早い土木屋です:苦笑)。

 特に何かする程の時間も無かったので、とりあえずロッテホテル入りして、ホテル内の喫茶店で時間をつぶしました。

 さすが高級ホテルの喫茶店、今まで飲み物は700ウォンだの4000ウォンだのでしたが、2倍以上でした。

 高めのコーヒー5桁ウォンで一瞬怯むも、よくよく考えたら950円くらいかぁ。別にケチっている訳ではないけど、まだレートにビビッているオイラでした・・・

 このあとツアー料金で70,000ウォンを払うんですけどね(笑)。

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写真-3:豎カ山(ムンサン)にある統一公園

 バスがロッテホテルを出発したのは10時ちょうどでした。

 漢江沿いの高速道路を一気に飛ばして板門店に向かっていきます。

 韓国って舗装しなおしたくなるくらい道路の状態が宜しくなく、また運転も荒っぽいため揺れが激しい(苦笑)。バスでもえらく速くてびっくりでした。

 まずは日本語通訳ガイドさんから板門店に行くに当たっての基礎知識という事で、韓国の北朝鮮の関係や歴史の説明を受けました。

 そのほか、高速道路と漢江との間にある鉄条網が北朝鮮からのスパイが進入できないようにあるものだとか、北朝鮮から攻撃があったときに封鎖することが出来るトンネルなど、日本では考えられないような施設の紹介があったりして、なんとなくモヤモヤした何かが自分の中に残りました。

 さて、我々が進んでいる道路と平行して、ソウルから北朝鮮国境付近の都羅山まで結んでいる京義線という路線があるのですが、北朝鮮に近い付近ということで、沿線の開発が遅れていましたそうで、近年は一気に人口が増えたこともあり、豎カ山という場所まで電化工事が進められているようです。

 最初の立ち寄り場所である統一公園が豎カ山駅付近にあるのですが、ガイドさんが統一公園の説明をしているのに、電化工事中の線路が気になったオイラ(笑)。

 統一公園は韓国戦争の従軍記者の追念碑等がある場所との事ですが、説明を殆ど聞いていなかったオイラにとってはトイレ休憩場所でした。

 15分も時間が無かったので、さらっと見学するくらいしか出来ず・・・

 韓国ペプシを自販機で購入。こちらは350mm缶は無く、昔の280mm缶ですね。700ウォン(約54円)と安いです。

 味は・・・もちろん同じでした!!

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写真-4:昼食は石焼プルコギ鍋

 統一公園からそれほど遠くなかったので、豎カ山駅から近い場所だと思いますが、のんびりした場所のちょっと裏手に入ったところの飲食店で昼食を頂きました。

 食事代はツアー料金に含まれており、飲み物は別途とのことでビールが飲みたいところでしたが、板門店はアルコール禁止らしくビールは飲めませんでした。

 甘めの汁が染み込んだ肉と野菜が美味かったぁ~。

 ビール飲みたかったなぁ・・ボソッ

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写真-5:臨津閣(イムジンカク)と自由の橋

 食事の後は、臨津閣に立ち寄りました。

 北朝鮮との国境線(詳しくは軍事境界線)の前後2キロずつにはDMZ(非武装地帯)があり、そこには軍人も民間人も立入りが出来ません。更に韓国側では民間人統制区域が設けられており、民間人はより軍事境界線に近付けないようになっています。

 この臨津閣はその民間人統制区域ギリギリに位置しており、民間人が自由に訪れることが出来る最も北朝鮮に近い場所とのことで、離散家族が異国の家族を想い訪れる場所になっているとのことです。

 写真まんなかあたりを横断しているのが自由の橋で、京義線の線路の手前で寸断されています。

 京義線は以前複線でしたが、今は片方の線路だけが使用されており、一方の線路は橋脚だけが朽ち果てて残っている状況でした。

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 さて、いよいよ板門店に向かう流れとなりました。

 板門店(パンムンジョム)ってお店の名前みたいですが、朝鮮戦争の停戦調停をした場所であります。朝鮮戦争の停戦ラインであるDMZの中にあり、板門店の周囲は共同警備区域(JSA)になっています。

 南北朝鮮の唯一の接点として北朝鮮に最も近づける場所という事でして、興奮度が増してきました!!

 臨津閣がDMZギリギリの場所であったため、出発後2~3分走ったあたりでガイドさんから周辺の撮影が禁じられました。

 周囲は特にどうこういう感じではなく、殺風景な感じですが、ゆえに変な緊張感が増してきます。

 しばらく走ると検問所みたいな場所に到着し、軍の方がバスの中に入ってきて、ツアーリストを元にパスポートのチェックを始めました。

 日本人という事で、それほど真剣にはチェックしていないんだろうなぁという雰囲気を感じつつも、何しろ異国の地、チェックの間はちょっとビビッていました。

 DMZ内を進んでいき、JSAの手前で更にパスポートのチェックと衣服のチェックがありました。

 JSA内に入ると、乗ってきた観光バスのまま施設の奥に進むことが出来ないようで、JSAのバスに乗り換えました。その際はカメラ等は携帯可能ですが、荷物は一切だめと言われ、体一つでバスを乗り換えました。

 更に、JSAの説明を受けた後「ここで何が起きても自己責任であることを了解する旨」の署名をさせられ(笑)、いよいよ北朝鮮との軍事境界線ギリギリの場所まで到着しました。

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写真-6:板門店での韓国側から北朝鮮側を撮影

 水色の建物の真ん中あたりが北朝鮮との軍事境界線で、白い杭が10mおきに建植されているとのこと。

 つまり、写真の上半分は北朝鮮である・・・という事です。

 おお、ここがそうか!!

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写真-7:韓国側の警備状況・・ちょっとドキドキ

 パンフレットには、本会議場の真ん中にある縁石(軍事境界線)を挟み、南北両軍がそれぞれ警備で並んでいるような写真がありましたが、今日は韓国側のみの配置でした。

 この状態でも十分緊迫感はありましたけどね!!

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写真-8:南北会議が行われる本会議場内部見学

 本会議場は前述の通り板門店の中心にあり、建物の中央部分が軍事境界線になっています。ちょうどその中心位置にテーブルがあり、マイクも軍事境界線の位置になるように配置されているとのことです。

 それだけ厳密な場所なのですが、我々のような訪問者が会議室内で境界線を越えることは認められているようで、本会議場内の見学の時間(それほど長くはないです)には会議室内を自由にまわれ、建物の中からであれば撮影も自由といった形でした。

 よって、軍事境界線を越えて北朝鮮に入ることに成功しました。

 なんとまぁ、びっくりですよ。

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写真-9:軍事境界線を越えて北朝鮮側に入ったぞ!!

 興奮して窓から写真を撮ってみました。

 縁石が軍事境界線で、手前が北朝鮮になります。

 排水の状況が気になってしまうのは職業病??(笑)

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写真-10:夜は再び焼肉で締め!!

 あっという間に時間が過ぎ、板門店からソウルに戻ってきたのは16時40分くらいでした。

 夕食まで若干時間があるという事で、自由時間が設けられたため、個人の時間なら自分の趣味に走ろう!!という事で、ソウル駅を見に行きました。

 明日の午前中に自由時間があるため、その時間を有効活用すべく事前調査です。

 その後宿に戻り、タクシーで夕食会場に移動しました。タクシーも安くて料金の上がり方が細やかなので気軽に乗れます。

 メーターの料金自体は日本にありがちな数字なので、ちょっとドキドキしてしまうのはオイラが貧乏性だからでしょう(笑)。

 夕食は当初予定していた鍋屋さんがやっていなかったため、近くの焼肉屋になりました。お酒が飲めれば良いメンバーは2連続焼肉でも問題ナッシングです!!

 今日もたらふく飲んで食べて、3千円コースでした。

 し、あ、わ、せ♪♪