2008年12月 5日

副都心線の夕ラッシュ時利用状況調査をしてみる!!

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 副都心線の混雑状況が気になったので、ここ数日で渋谷、新宿三丁目、池袋の夕ラッシュの状況をチェックしてきました。

 夕ラッシュ時と言っても、通勤急行の設定されていない21時台以降です。

 小竹向原~和光市間の所謂メトロ区間からの副都心線利用が結構な比率でありそうという推測から、急行と各駅停車が設定されている時間帯の方が利用率に傾向が分かりやすいかなぁという判断です。

 まぁ、なんとなくの「勘」です(笑)。

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図:副都心線、渋谷、新宿三丁目、池袋駅の夕ラッシュ時混雑調査結果

<全体の利用状況について>

 渋谷から池袋に進むにつれて利用率が増えていく傾向であることが分かります。

 渋谷が終点といっても目的地が渋谷という方は比率として少ないでしょうから、渋谷の利用は銀座線、半蔵門線等他路線からの乗り換えの利用客が多いと思われます。

 同様に明治神宮前、新宿三丁目も乗換で増加し、渋谷の段階では急行のほうが混んでいるのに対して、新宿三丁目の段階では各駅停車の利用率も高くなっていますね。

 池袋は乗降ともに見られ、幾分乗車が多いためか、新宿三丁目の段階より調査時間が1時間遅いにも係わらず混んでいました。

<急行の利用率について>

 渋谷の段階を見ると、和光市行の利用率が高く、小手指行の利用率が低くなっており、西武線方面列車の敬遠傾向を見ることが出来ます。

 20時台前半は顕著に倍半分の差が出てしまっていますが、この時間帯の直前に西武線方面の列車が連続しており、19:58の各駅停車、20:10の急行は和光市方面利用が集中しているので、そこまで西武線方面が敬遠されているという訳ではないと思いますが、実際利用の差は出ていると言えましょう。

 和光市行の急行が連続すれば2本目の急行の利用率は1本目より下がっていますので、方面、前列車間隔といった要素で利用率が決まっていると言えますね。

<各駅停車の利用率について>

 全体的に「ほぼ着席できる利用率」であるため、新宿三丁目において、東新宿で急行に追い越される各駅停車から急行に乗り換える流動はほとんど見られませんでした。

 明治神宮前からだと各駅停車でもかなりの確率で座れるので、乗り通しでも良いやと思う人が多いのかと思います。

 ただ、行先はきちんと判断されているようで、新宿三丁目のデータが分かりやすいですが、西武線直通の各駅停車の利用率が和光市方面の各駅停車より低くなっています。

 和光市方面に行かないなら急行に乗り換えるか後続で・・・という判断はありそうです。

<今回の調査印象>

 急行のほうが空いている印象がありましたが、実際には各駅停車と同等の利用率になっており、緩急比率2:1のダイヤパターンは夕ラッシュ時においてはバランスは良い印象を受けました。

 以上です!!

 数日後に朝ラッシュ時の状況を報告したいと思います。