副都心線開業半年後調査に向けたメモ(西武池袋編)
東京メトロ副都心線が開業して半年が経ちました。
初期状態の混雑状況は幾分調査したのですが、あくまで初期状態ということで、定期移行がある程度固まる半年後にじっくり調査しようと考えていたので、このタイミングで調査をしたいと思います。
その前段でダイヤ改正前の状況を確認しておきたいと思い、前の調査データですがバタバタして未公開だったことも合わせて公開、コメントします。
まずは西武池袋駅の状況です!!
図:2008年6月9日(月) ダイヤ改正直前の西武池袋線池袋駅混雑状況データ
まず、データの前提ですが、推定平均混雑率が144%と出たので、公式に出ている近年の156~158%あたりの数値と比較すると8%くらい少なくなっています。
月曜日の調査なので実際やや少ないのと、混雑が一部車両に偏るため、400p車両の実際の混雑状況を積みきれていない部分はあるかと思います。
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まずグラフを見ると、非常に分かりやすい傾向が出ており、列車種別を問わず先頭車両が最混雑で後部車両に進むにつれて混雑率が下がっています。
快速急行/急行、通勤急行が最混雑グループとして基準とすると、通勤準急は先頭部の混雑率の低さ、快速は後部車両の混雑率の低さが目立っています。
通勤準急は集客区間で快速急行/急行の後続運転となるため、分担率が低いことと、石神井公園に停車しないことが影響していないと推測され、快速は練馬停車により、階段がある後部車両は下車傾向で空き、先頭車両は乗車傾向で混むと推測されます。
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次に表のバーグラフを見てみると、白い部分が乗車できる余裕バッファになりますが、優等であっても後部車両であれば乗れるバッファは有り、各駅停車についてはまだまだ余裕があることが分かります。
新ダイヤでは快速が副都心線直通になり、その分通勤準急が練馬停車することでフォローしていますが、仮にまったく副都心線にシフトしないとすると、快速分をどの列車かが受け持つ形になります。
ざっくり快速が3,000pなので、スジ的に見て前後の優等である通勤急行に500p、通勤準急に500p程度、各駅停車が2,000p程度シフトせざるを得ないでしょう。
これがうまく機能するのかどうかが新ダイヤのポイントかと思うので、そのあたりを現地で見てみたいと思います。
個人的なイメージで、少なく見積もっても座れる人くらいはシフトすると思われるので、実際には2,000pを他の列車でまかなう事になろうことから、通勤準急と各駅停車は許容範囲に収まりそうかなぁ・・・ 通勤急行が一番気になります。
実情は如何に??
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参考として、以下に6月14日改正ダイヤを示しておきます。