2008年12月29日名鉄線太田川駅工事調査(1)
2008年12月29日に名鉄常滑線・河和線太田川駅の連立工事状況を調査してきましたので、2回に分けて報告します。
(1)として、駅前後区間の状況です!!
この写真撮影箇所の真上に交差道路がオーバークロスしており、ここから将来的に高架区間のアプローチとなります。
よって仮線化の開始地点にもなっており、写真の左側は従来あった既存線部分(既に軌道は撤去済)の用地です。
切換口から太田川駅までは若干距離がありますが、連立後の太田川駅は3層構造になることと、京成線の青砥のような折り返し部分が設けられるか分かりませんが(計画図を見ると3線分ありそうな範囲が長い感じ)、そうした部分を加味してか勾配は計画図によると20‰になるようです。
交差道路がそれなりにあるため、踏切を無くすことを考えれば当然の計画か...
ちなみにこのあたりも左側の既存線路は撤去が済んでおり、高架橋構築に向けた路盤・基礎地盤の整正が進められていました。
大田川(川の名称の漢字は太じゃないのね)の交差部付近です。
計画図を見ると、この交差部よりも新日鉄前寄りに渡りっぽい配線が設けられるような感じになっていますが、どうなるのでしょうね?
とりあえず仮線区間については太田川駅寄りに渡りがあります。使い方が分からないので何ともコメントできませんが...
太田川駅付近の状況です。
既存線の軌道敷は残っていました。
仮駅は従来駅を完全に活かしたまま横付けして構築されており、写真のアングルで右側に大きく膨らんだ線形になっている事が分かります。
太田川仮駅全景です。
前述の通り、従来駅と比べて曲線区間が多く存在していますが、ミュースカイが通過することを考慮して、線形については徐行が無いようにしていますね。
従来の太田川駅は完全に姿を残しており、尾張横須賀・高横須賀方の軌道は基本的に残ったままです。
しかし、河和線の仮線は従来の常滑線部分を横断する必要があるため、その部分のみ軌道が撤去されていました。
こうして見ると大きい駅の構内かのようですね(笑)。
仮河和線が旧常滑線部分を横断している状況です。
よくぞまぁ、これだけのスペースがあったなぁと感心してしまいますね。
(2)に続きます!!