阪神なんば線開業関連調査遠征(12) 掲示物関係調査
2009年3月29、30日に阪神なんば線関連路線に乗りながら様々調査をしましたが、その過程で気になった掲示物についてコメントしたいと思います。
ダイヤ改正から一週間後くらいが、改正直後の諸々の対応的な出来立てホヤホヤ物が多くて楽しい感じであると経験則的に捉えていましたが、今回も色々あったのかなぁ?
大和西大寺は平日朝ラッシュ時等に始発列車が設定されている駅ということもあってか、快速急行とその他列車の停車位置を変えて運用しているんですね。
近鉄車と阪神車で乗車位置が異なるため、全部で4パターンあるという事の掲示です。
生駒駅も乗車の多い駅なので、阪神車の運用をきっちり明示していますね。
ちゃんと車両運用が決まっているから出来る掲示であります。
近鉄奈良線の朝ラッシュ時のピークは生駒で見ると7:14~8:14の1時間あたりと思われ、その時間帯は輸送力の小さい阪神車の優等運用を避けていることが分かります。
まったく無しという訳にもいかず普通に設定しているところに苦慮した部分が見えますね。
近鉄車と阪神車では優先席の位置が反対になるのですね。
双方とも簡単に変更出来る事柄ではなく、ドア位置も異なる状況なのでそのままという感じでしょうか。
乗車位置マークの部分に優先座席の表記がなされるみたいなので、それでOKかな。
改札口が2箇所になったり、折り返し線が中線になったりという大規模な改良です。
気になったのは、現行のホーム部分を極力活かした改良ではなく、位置的にも殆ど置き換えという事でしょうか。
地下駅ですから、ホーム云々よりトンネルのく体をいかに拡張するか、周辺状況を踏まえた施工計画を行うことがコスト面的にも安全面的にも重要かと感じますが、色々検討が行われた結果、現行より梅田方の部分を拡張することになったのかと推測します。
ここまでホーム位置が異なると、結構ダイナミックな切換が実施されそうですね。
ちょっと楽しみです♪♪
阪神線からの直通運転が行われたので、ひょっとしたら始発列車の印とかあるのかな?と思って見てみましたが、そうした表記は無し。以前のものと殆ど変わっていないようです。
阪神直通の利用率が高くなってくると、対応されるかもしれませんが、当面はこのままかな?
トップページの掲示もそうですが、快速急行の新設よりも準急が無くなったことの周知が徹底されているなぁという印象です。
まぁそれはあくまで印象であって、実際準急が重要な列車だったかというと、混雑率からすれば梅田に近づいても立ち客少々程度でしたから、着席需要以外は上位優等列車への連絡列車として必要とされていたかと推測します。
旧ダイヤでは、準急と普通が数分続行になっていて、いずれも梅田に先着する区間特急に乗り換えるパターンになっていましたので、比較的空いた準急で甲子園まで行き区間特急に乗り換えるほうが、普通で青木まで行き混んだ区間特急に乗り換えるより楽だと捉えていた人も居たかも知れません。
準急が機能していたから、無くなったことをしっかり掲示する理由として考えられるのはそんな感じかなぁと思っているのですが、実際はよく分かりません・・・
青木は区間特急の始発駅という事で、それなりの位置づけは確保されていますが、旧ダイヤでは急行は朝ラッシュ時に、快速急行が夕ラッシュ時に設定されていたので、それら優等が無くなった事は影響が大きく、きちんと明示したという事なのでしょうね。
今回のダイヤ改正では、西宮から三宮方の優等が特急系統と快速急行のみに整理されたことから、それ以外の駅は大半が普通のみ停車という明確な設定になりました。
利用状況を考えると概ね納得出来る感じではありますが、そうは言っても影響が少なからずあるだろうことは阪神も分かった上でダイヤ設定をした印象で、掲示物もそのあたりきっちり明示したように感じた次第です。