2009年5月22日京成本線日暮里駅改良工事調査
先日行った調査は新三河島方を重点的に調べましたが、京成上野方の状況も気になったので追加調査してきました。
数日でも動きがあったり(当然か)、油断できません♪
日暮里駅の京成上野方端部はイブニングライナーの待ち列スペースになっていますが、上り線側に着目してみると、ホーム端部が仮設構造ではなく本設の仕上げになっていました。
範囲が範囲なので、先行処理とは言い切れない感じでもありますが、仮設部分より高めの仕上げになっているあたり、最終的なホーム高さを意識しているみたいです。
上り線の線路の位置が現行と変わらないだろうことも、このあたりから予測出来そうですね!!
高架橋の下のスペースは1線のみとなるため、デッドスペースが出来ますが、この写真の通り階段(おそらく業務用)が架設され、高架橋の2階スペースと行き来が出来るようにしている感じなので、右側スペースは業務用通路として最終的には整備されそうです。
上り線は今のところ木製覆工がなされていますが、工事が終われば綺麗になるでしょう。
高架線へのアプローチ部分には既に高欄が設けられていることから、この範囲も最終線形と見て良さそうです。
この写真のように防音壁が無い範囲もありますが、下部に目をやると据えつける細工は出来ているようなので、単に施工手順上今はつけられないという状況かと推測します。
隣接して工事用ヤードがあるため、通行範囲は施工しないという事なのかもしれません。
下り線の高架橋の盤を潜り抜ける部分です。架線部分がえぐれた構造になっており、ギリギリ感がありますね♪
そこから先は単線桁になっています。
平成18年の段階で上り線が約1.5線ぶん切換えられたのですが、これが最終線形だったようです。
当時は工事のための仮切換かと思いましたが、よくよく考えてみれば桁も電架柱も仮設ではありませんね・・・
まだまだ修行が足りないなぁ・・・
日暮里駅側から見ると、新下り線の線形がややいびつに感じられたのは、高架橋の構造のせいかと思うのですが、京成上野方からのアングルだと、新下り線の線形が直線的であることが分かります。
柱の位置がおそらく京成の持つ用地境界ギリギリなんじゃないかなと思える具合でして、この柱のラインが高架橋形状と完全一致していない事が新下り線線形が変に見える理由かなと思います。
実際にはそんなこと無いみたいなので、切換後が楽しみな感じです♪
新しい高架橋は切換口に数スパンを除いて、完全に新規で高架橋を構築しており、切換後は旧高架橋を撤去できるような形になっています。
写真-7の一番手前の柱がいかにも「周囲が後でなくなりますよ」という感じになっているのが分かるかと思います。
切換口の数スパンは新下り線が既存線にラップする比率が高く、既存高架橋の改修という形のようです。
先日コメントした新三河島方の切換口の構造に似た感じになろうかと思います。
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以上です。