2009年5月26日東急大井町線溝の口延伸工事調査(2)
昨日に引き続き、東急大井町線溝の口延伸工事調査の報告をします。
その(2)として、溝の口駅梶が谷方の電留線付近の状況です!!
7月の大井町線延伸の運行に係る部分は概ね完成状態にあることは溝の口駅のホームから確認できますが、ここは土木屋的に土木工事として気になる部分を見てみました。
下り線側の高架橋を新たに構築した部分については、綺麗に仕上がっていますね。
柱に木製の防護がなされているのは、高架橋下部分が工事用スペースとして使われているからかと思います。
最後にフェンス等の復旧とあわせて撤去して、工事完了といったところでしょう。
工事用ヤードだった部分も、不要になった箇所については再度舗装がされたりと可能な範囲で復旧されているようです。
こうして出来上がってしまうと、昔の姿を忘れてしまいますな。
昔は「ここに新たに2線つくるぅ?」なんて思ったものですが(笑)。
今回の電留線構築にあたり、既存の高架橋も改修されています。
元々も高欄はありましたが、線路が増えることに対する対応なのでしょうか。下り線側と同様の構造の高欄を構築するようです。
現在は支柱構築中で、これから一気に壁部材の取り付けが行われるものと思います。
今回の電留線構築にあたり、かなり大変だっただろうと思われる線路脇の傾斜地部分の状況ですが、既に最終形状の仕上げがなされており、現在仮通路で運用している歩道(っていうのかな)の本復旧工事が進められている状況でした。
地形上、構造物は様々な形状が入組んでいますが、こうして上から全景を見渡すと、綺麗に4線出来上がっており壮観です。
土木屋の工事は見えない部分が大変で、完成した時に努力が見えない歯がゆさがあるのが常ですが、オイラにはそれが分かりました。分かりましたぞ!!
ちょっとだけ自分にも言い聞かせたりして(苦笑)。
梶が谷方のトンネル付近の分岐状況です。
こうしてみると、番数の大きい分岐が入っていることが分かります。線形もスムーズですな!!
こういう配線にしたからには、それを活用する運用がなされると思いますが、上り線側の電留線から逆線で梶が谷の電留線に入庫するのかどうかが興味津々です!!
以上です。