東急大井町線2009年7月11日改正ダイヤを分析する!!
昨日に引き続き、東急大井町線の2009年7月11日改正、溝の口延伸時ダイヤについてコメントします!!
蓋を開けてみれば、終日ほぼ急行設定時のダイヤのままでして、おそらく延伸時のダイヤを踏まえた設定をしていたのかと思います。
そうは言っても、若干の時間調整はなされており、設定後の微調整はしっかりしている感じでした。
ダイヤ作成で感じたことを以下、書いてみます♪
<朝ラッシュ時について>
急行の溝の口~大井町間の所要時間は21分で、日中時と実質2分程度しかかわらずスジは立っている印象です。
混雑面を考慮して急行スジを寝かせてまで各駅停車の間隔を考慮していない事から、そこまでの混雑率にはなっていないという事かと思います。
増発と急行の編成1両増で輸送力が増していますので、当面はこのダイヤで乗り切れそうな印象を受けました。
気になる点として、溝の口~二子玉川間の田園都市線平行区間について、特に田園都市線のダイヤを考慮していないことがあげられます。
約4分サイクルの田園都市線の接続を考慮して、平行区間だけ若干時間調整をするかと思ったのですが、実際には綺麗な3分間隔でした。
これはおそらく大井町線は田園都市線の溝の口~二子玉川間の輸送を助ける存在に十分なりえるだろうという判断があるのでしょう。
溝の口~二子玉川間の所要時間は2分半程度で設定されており、田園都市線の4分に対して、1本追い越すまでは速くない所がミソというか、単純に二子玉川で大井町線方面に乗り換えていた人を溝の口で確実に集める存在になりそうです。
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ちなみに、二子玉川の配線がいずれの番線からも両方向に行ける形になっていることから、田園都市線の一部列車が大井町線の線路を走ると考えておられる方も居たかと思います。
オイラの個人的な見解は「あくまで非常用として設けた」くらいの印象でした。
その根拠は二子玉川の田園都市線と大井町線の内側・外側を切替えた手順によります。
もともと内側にあった田園都市線(当時は新玉川線)2線を大井町線がオーバークロスする形状になっており、いわゆる上り方面は既に立体交差が出来ていて、それぞれの線路から別方面への線路を繋ぐ際に、既存の線路が支障せず、また撤去の必要性がなかったという状況があります。
下り方面は立体交差が無いところに新たに立体交差を設けるため、田園都市線(新玉川線)と大井町線それぞれに仮線部分を設けました。そのスペースが下り線側にはあったことが計画のそもそものベースだったと思いますが、上り線側は前述の状況からあえて仮線を設けなかったことが伺えます。
上り線の切換完了後、従来使っていた部分の軌道を一旦撤去した際に、無くすのかな?と思ったものですが、再度軌道他施設を改修した上で整備しましたが、逆に不要構造物として撤去するとなると、線路に挟まれた狭隘箇所であり、撤去費用も馬鹿にならなさそうです。よって、非常用として整備したほうが、コスト面でも得であると判断したのではないかと推測しています。
以上はあくまで個人的な推測です・・・
ちょっとあの線路を使って欲しい気もしますけどね(笑)。
<日中時について>
先日コメントしましたので、以下を参照願います!!
https://okiraku-goraku.com/2009/05/post-426.php#more
<夕ラッシュ時について>
若干の修正はあるものの、基本的に急行設定時のダイヤを継承しています。
朝ラッシュ時と異なり二子玉川~溝の口の運転間隔はややバラついており、大井町線内の運転間隔を重視しているように感じます。
朝ラッシュ時同様に田園都市線と運転サイクルが揃っていないので、接続次第では二子玉川で乗り換えるのが便利というケースもありそうで、そのあたりの案内がどうなるのか興味深いです。
まぁ朝ラッシュ時ほど混雑していないので、大井町線が走ればそれなりに両線に分散されて、ある程度の混雑で収まると思われますが・・・
以上、コメントでした!!