2009年6月30日京急線京急蒲田駅付近工事調査(1) 切換口編
2009年6月30日に京急線京急蒲田駅付近の工事調査をしてきました。
全区間の乗りとおしと徒歩移動をしましたので、数回に分けて工事状況を報告したいと思います。
まずは、その(1)として平和島~大森町間、雑色~六郷土手間の高架化切換口付近状況です!!
平和島~大森町駅間の切換口ですが、上り線を高架化するための「仮」上り高架線の構築が進められています。
前回調査の段階では、この高架橋が仮設か本設かわかっていませんでしたが、京急蒲田の工事情報展示スペースの図面に「仮上り高架線」といった表記があったため、既存部分の高架橋を構築するための暫定高架橋であることが分かりました。
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さて、現地状況ですが、平和島駅の大森町方の分岐端部すぐの場所から、上り線側の高欄が新しい構造に置き換えられており、京成日暮里のような横付け構造で高架橋拡幅が図られ、仮線切換にむけた準備がなされています。
既存の上り線に支障しない部分からは既存線側に高欄が設けられています。
直後に下り線を隣接して仮線化するならば必要の無い設備に思えるため、上り線が仮線に切り替わった後、仮線を現在の上り線位置に切換、下り本設高架橋構築、下り線切換、上り本設高架橋構築、上り線切換というステップを踏みそうです。
防護柵と高欄があったため、高架橋スラブ面上の状況がはっきりと見えませんでしたが、おそらく軌道工事が進められているものと思われます。
よくよく見れば、高架橋の桁も柱も1線構造になっていることが分かります。
あくまで切換のための仮線なんだなぁという事が分かりますね!!
雑色~六郷土手間の切換口については、上り線の高架線へのアプローチ部の柱を構築している状況でした。
こちらも、現在構築しているアプローチ部分が既存の道路に一部張り出した形での整備であることから仮線であることは間違いなく、最終構造物として整備している部分に仮設鋼材の部材を添設して高架橋1線分を支える構造を構築しているようです。
既に高架橋になっている部分は極力活かした設計になっているようで、計画図の断面図を見ても、六郷土手を出るとややくだり勾配になった後に上り勾配になって新しい高架橋に繋がっています。
よって、このあたりから六郷土手側は高架橋の改修のみという形になるでしょう。
切換口の整備にあたって、改築工事は行われるものと思います。
以上です!!