2009年7月 3日

東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近連立工事分析(3) 駅部STEP考察編

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 その(1)現地調査編、その(2)パンフ熟読編で概ね工事のイメージが浮かんできたので、駅部、西新井方、谷塚方の3ブロックの施工手順を図に示してみます。

 まずは、その(3)として駅部です。

 パンフの図をパソコン画面上で切り貼りしたものをデジカメで撮影するという方法で掲載していますため、若干見にくくてすみません。あまり凝ってしまうと色々面倒なので、この程度でね・・・

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手順-1:入換線を廃止し、下り急行線を同スペースに切換

 まず、下り急行線の高架橋を造るためのスペースを作る必要があるため、支障する西口改札やこ線橋ルートを切替えなければなりません。

 そのスペースを造るために、どうしても現行5線ある配線を4線にする必要があると思われ、そうなると対象は入換線でしょう。

 入換線は配線上下り緩行線に繋がっていれば良いので、その配線は維持しつつ下り急行線の位置を1線緩行線側に切換で寄せると考えます。

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手順-2:西口出口までの通路を切換え、下り急行線高架を構築

 旧下り急行線スペースをヤードとして使い、下り高架橋の下スレスレでかわすような位置関係で通路を設けます。あわせてこ線橋も階段部分を動かしてから、下り高架橋の構築を進めていきます。

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手順-3:下り急行線を新高架橋に切換、仮ホーム構築

 下り急行線を新高架橋に切換ます。オイラの予想では下り急行線はこれ以上切換は無いと捉えており、この段階で下り急行線完成という事になります。

 下り急行線が高架に上がると、そのスペースが開きますので、そこに仮ホームを構築していきます。下り線に近接するギリギリまで構築しても幅が足りない感じなのですが、下り線のみの分ということで、当面必要な幅は大丈夫かと思います。

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手順-4:下り緩行線を旧下り急行線部分に切換

 このあたりから厳密な位置関係が曖昧になってきますが、最終系の下り急行線高架橋と下り緩行線の高架橋の間のスペースを考えると、仮下り緩行線は極力下り高架線に近づけた位置にする必要があると思われ、この位置を推定しました。

 下り急行線の高架橋が9mと高いのは、この間に通路を通すため・・・かなぁと思っています。

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手順-5:仮ホーム拡幅、仮上り緩行線構築、切換

 下り緩行線に引き続いて上り緩行線を切換ます。位置としては仮上り急行線が上り高架橋を構築する際に支障しない位置まで移動することが可能な範囲として、このあたりかなぁと。

 であれば仮ホームの幅を極力確保しておきたいという事で、仮上り緩行線を切り換える前に仮ホームを拡幅するのではないかと考えています。

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手順-6:旧ホーム撤去、仮上り急行線構築、切換

 仮上り緩行線を切り換えた後、旧ホームを撤去して、その位置に仮上り急行線を切り換えます。

 この段階で仮線化が総て完了したことになります。

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手順-7:東口通路切換、上り急行線高架橋構築

 続いて上り線の高架橋を構築する形になります。

 スペース的には急行線、緩行線2線分をまとめて構築することが可能だと思われますが、東口通路の位置、こ線橋の切り替えスペースを確保するのが難しく、個人的には急行線高架橋を先行して構築すると睨んでいます。

 上り急行線だけ上げてしまえば、上下急行線ともに高架化が完成し、踏切は一般的な複線区間の踏切になります(本数は多いですけどね)。

 そうなればこ線橋を半分にするとか、後の高架橋を構築する条件をよくすることが出来るのではないかと思うんですよね。

 自分で予想して変な工事ステップになっているなぁとは思うのですが、いかにして上下急行線をいち早く高架化するか考えたら、この方法しか思い浮かびませんでした・・・

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手順-8:上り急行線を新高架橋に切換

 さて、上り高架橋が構築出来た時点で高架線に切り換えます。

 この切換が完了すると、いよいよ緩行線部分の高架橋構築となりますが、先日から書いてきたとおり、緩行線は留置線の絡みで上下をまとめて切換する必要が高いと考えています。

 しかし、列車運行密度が高い路線で上下をまとめて切り換えるというのは困難ですし、実例も殆どありません。

 じゃあどうするかという事なのですが、下りの竹ノ塚止まりのみ高架線に持っていき、その他の列車は地上ホームを使うという暫定2面3線運用ができれば、入出区ができる配線の組み方次第で切換時期をずらすことができます。

 もうそれしかないなという事で(笑)、以下のステップ以降、切換を考慮した駅設備の改修・切換を行っていきます。

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手順-9:駅舎移設、東口通路切換、緩行線高架橋構築

 駅舎移設は正直よく分かりませんが、少なくとも下り急行線と下り緩行線の高架橋の間のスペースをフル活用するものと思われ、通路以外はこの部分にまとめるものと推測します。

 地上仮ホームへの階段位置に対して無理は無いため、何とかなるんじゃないのかなというのがオイラの予想(妄想?)です。

 東口側への通路は高架橋構築に支障しない位置に移設するものと思いますが、どうしても下り緩行線部分への支障は避けられません。

 そこで、高架橋がある程度構築できたところで新設高架橋を活用したルートに切り換えて乗り切ることにしました。

 最近の中央線の連立工事で用いられている例が参考になるかと思います。

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手順-10:通路切換(高架橋ホーム経由ルート構築

 上り緩行線と本設ホーム部分の高架橋が構築できた段階で、このホーム経由で東口側に抜けるルートに切り換えます。

 そうなれば通路下部という条件になりますが、一部分の話なので下り緩行線部分の高架橋構築が可能になると思います。

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手順-11:上り緩行線切換、仮入換線設置、通路切換

 さて、続いて上り緩行線の切換となりますが、前述の通り下り緩行線と同時切換は困難なので、竹ノ塚止まり、入出区の列車のみ使用する仮入換線というものを設けてみました。

 竹ノ塚止まりから以遠の列車への乗り換えは面倒になりますが、全列車各駅停車ですので、西新井や梅島で乗り換えてもらえれば良いかなと思い、切り離しました。

 この段階で本設ホームの使用開始となります。

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手順-12:下り緩行線切換【工事完成】

 そして、最後に下り緩行線を切り換えて高架化完成です!!

 その後は仮駅舎の撤去、高架下整備があるものと思われ、切換完了後概ね1年から1年半は何やかんや工事が行われているものと思います。

 以上です!!

 明日の(4)では、西新井方についてコメントします。