2009年8月16日

2009年8月15日JR縦貫(東京~上野間)線調査(2) 東京駅付近徒歩編

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 2009年8月15日に縦貫の工事調査として、東京駅から御徒町駅まで徒歩移動しましたので、今日から3回に分けて報告します。

 その(2)として、東京駅付近の状況です!!

 初めての現地確認なので、分析というより感想チックになっております(笑)。

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写真-1:永代通り交差部から上野方を望む

 縦貫部分のチェックといっても、殆どの区間が新幹線と京浜東北線に囲まれているため、どこまで見れるか分かりませんが、新幹線に沿って歩き、交差道路があるところは交差部を見てみようというスタンスで歩くことにしました。

 まずは永代通り部分ですが、新幹線の高架橋が奥に見える江戸通りを覆う形で構築されている事に気づきます。

 改めて見ると、なかなかすごい構造ですよね!!

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写真-2:江戸通りを進む

 ちょうど東海道線の引上線部分の高架下を歩いていく感じです。

 歩道部分は引上線の高架橋の下、車道部分は新幹線高架橋の下という位置関係です。

 工事の匂いはまったくせず、耐震補強等の改修はなさそうな状況でした。

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写真-3:半蔵門線交差部の高架下状況

 写真-2から進んでいき、最初の交差道路の引上線桁を下から見上げたアングルです。

 引上線=縦貫部分はコンクリート高架橋&メタルの桁になっていますので、特段改修は無いと思われますが、左手の京浜東北・山手線部分と同様のレンガ構造だったら、何かしら手を入れることになったのでしょうか?

 何とも興味深いところです。

 ちなみにこの交差道路の下には半蔵門線から走っています。大手町で交差する丸ノ内線の更に下を走っていますが、こういう状況を見ると、深く走らざるを得ないよなぁと思ったり・・・

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写真-4:首都高交差部状況

 更に進むと、首都高速道路の下をくぐります。

 新幹線の架線位置がギリギリで、結構な位置関係であることが分かりますね。

 縦貫はここから重層部に向かって上り勾配になるわけですが、ここからは状況がまったく見えず・・・

 もう少し進んでみましょう!!

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写真-5:外堀通りと新幹線の交差部状況

 首都高を抜けて、新常盤橋を交差点を左に曲がり外堀通りを進むと、新幹線の高架橋の下をくぐることが出来ます。

 やっと縦貫部分が見れるかな??

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写真-6:外堀通り交差部から東京方を望む

 首都高の交差部下までは既存高架橋が残っており、その手前部分は高架橋が撤去されており、杭施工マシンが据えられていることから、基礎工事が行われている状況であることが分かります。

 お盆なので作業中止状況のようですね。

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写真-7:外堀通り交差部から神田方を望む

 上野方を見てみると、若干の高架橋撤去範囲があり、その先には高架橋が残ったままの範囲があります。

 この撤去する・しないの違いですが、アプローチ部分については基本的に高架橋新設区間ですので、既設高架橋を撤去するのが所定の計画だと思うのですが、交差道路が無かったり、既設高架橋の上に新たに構築する新設部分の重量が無い範囲(昇り始め区間)については、既設高架橋を活かした設計になっているのかもしれません。

 あと気づいた点としては、外堀通りの舗装が打ち替えられている事から、この部分には隣接する京浜東北線側と同様の短スパン桁があり、撤去されたのかなぁという印象を受けました。

 列車の中からだと高架橋の撤去有無の違いの理由が分かりませんでしたが、こうしてみるとちゃんと理屈はあるんだなぁというのが今回の新たな発見でした!!

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写真-8:沿道フェンスには風情あるイラストが!!

 更に上野方に進んでいくと、高架橋撤去範囲という事もあってか、隣接する新幹線高架橋の下が半出入・作業ヤードになっているようで、ほぼ仮説フェンスやゲートで覆われていました。

 フェンスには地元の歴史を示す風情あるイラストが掲示されていました。こういう工夫は最近いろいろと見られますね。工事中でも景観配慮をという事なのでしょう。

 その(3)に続きます!!