2009年8月15日JR縦貫(東京~上野間)線調査(3) 神田駅付近徒歩編
2009年8月15日に縦貫の工事調査として、東京駅から御徒町駅まで徒歩移動しましたので、昨日から3回に分けて報告しております。(その(2)~その(4))
その(3)として、神田駅付近の状況です!!
さて、先日に引き続き、徒歩で神田駅付近の状況見ることにします。
外堀通りを過ぎて、最初の交差道路から東京方を見ると、先日コメントしたとおり高架橋が残っている区間があります。
こちらも道路交差部という事で元々は鋼製の桁が架かっていたと思いますが(従来の引上げ線の一番端部付近でしたね)、交差部のみ撤去という外堀通りと同様の関係になっています。
道路交差部は長いスパンで飛ばすと思われますが、アプローチ部分で柱高さも変わりますから、いずれにしても基礎は作り直さないと駄目でしょうし、そのための施工部分は撤去という事でしょう。
神田方を見ると、新幹線の線路が在来線高架橋に近づいている線形が分かります。
引上げ線の高架橋はこのあたりまであったかと記憶していますが、その範囲は総て撤去されていました。
新幹線の高架橋が在来線に接する付近の下部は、必要な道路幅を確保した形で仮設フェンスが並んでおり、在来高架橋側に工事スペースを確保した状況です。
このあたりだと重層構造になる部分でしょうから、新幹線の高架橋にも手を入れる範囲かと思われます。そのあたりの準備が進められているのかなと思った次第です。
その(1)で在来線側から新幹線の高架橋を見て特段の変化は見られない旨コメントさせていただきましたが、道路側についても同様でした。
重層部については、まだこれからといった所でしょうか?
現場条件からして作業スペースがまったく無い部分なので、前後区間のアプローチから構築して、重層部に向かって施工を進めていくということなのでしょうね。
秋葉原方についても、東京方と同様で、新幹線の線路が離れたあたりから高架下道路に平行して仮設フェンスが立ち並んでおり、その奥で電気施設の工事やらが進められていました。
高架橋構築に先駆けた準備施工といった感じでしょうか。
もう少し進み、新幹線の高架橋との間に2線分のスペースが出来るあたりから、高架橋施工中といった範囲になります。
このあたりも東京~神田間と同様に基礎関係の施工が進められているようです。
写真-6と同じ位置で神田方を見ると、新幹線の柱に隣接して足場が組まれているのが分かります(先日列車からも見れました)。
単に在来線軌道に上がるためのものかもしれませんが、いずれにしても施工をするための設備という事で、このあたりは今後動きが出てくる部分という見方をして良いのかなと思ったり。
新幹線の柱の位置が縦貫からすると真ん中あたりになるため、この1本で受けるとは考えづらく、このあたりはイレギュラーな構造になりそうで、どのように重層処理するのか、個人的には興味深い部分になっています。
もう少し秋葉原方に進み、靖国通りから神田方を見た状況です。
ここから神田方は元々高架橋が無かったところで、桁も既に撤去されていたことから、道路部分に工事の跡はもられませんでした。
ここから秋葉原方は上野方の引上線の端部部分で、高架橋が残っていた区間ですが、電車の留置に必要な範囲を除いて、既に撤去し終わっている状況です。
電留線部分もアプローチに含まれるため、改修が必要な範囲になろうかと思いますが、東京方の一部高架橋が残っている部分と同様に、既存高架橋に対して線路高さがあまり変わらない範囲は既存高架橋を活かす施工になりそうで、そういう意味では、ここも同様になりそうな可能性が高そうかなと推測します!!
その(4)に続きます!!