2009年10月5日京成日暮里駅工事調査(1) 3F新ホーム編
今日は飲み会帰りに京成線を使った(意図的に:笑)ので、一昨日10月3日に下り線を3階ホームに切り換えたばかりの日暮里駅をチェックしてきました。
酔い醒ましにじっくり調査したので、フロアごとに状況をコメントしたいと思います!!
その(1)として、今回切り換えた下り線3F新ホームの状況です。
ホームは成田新高速対応10両分の有効長がありますが、現在は8両が最大なので、京成上野方端部は予備スペースとして、その手前に柵を設けて区切っています。
8両編成を基準とすると、6両編成は1~6両目の位置、4両編成は3~6両目の位置に停車する形になっており、前述の柵部分で6両停車状況を撮影すると、この写真-1のような感じになります。
新三河島のホーム端部から4両編成停車状況を見るとこんな感じです。
今までと似たような条件の停車なのでしょうが、ホーム空間が広々とした感じになり、編成が短く感じますね。
ちなみに今日は切換後初めての平日夕ラッシュ時という事で、コンコースでの誘導はかなり気合が入っていたようですが、利用する側が慣れていないこともあり、特定のエスカレータに利用が集中して、ホームの一部分に人が溜まったり、並んだ場所に列車が停まらずあわてて駆け込んで端部車両が混雑するといった状況は見られました。
ホームが島式ホームが片面ホーム専用になったことで、狭くなっている箇所もありますが、冷静に見てみると、階段等施設があるためホーム端部から並ぶ列が無いという状況は旧ホームとさして変わっていないようにも見えます。
新ホームはエスカレータの配置が最混雑部(4両停車位置)を避けて配置していることもあり、利用者が慣れてくれば、設備的には旧ホームよりも良いのではないかと感じた次第です。
ぱっと見てスカイライナーホームのほうが奥行きがあるような印象ですが、確かに実際奥行きはあるのですが、エスカレータが2列だったり、待合室があったりと、キモとなるスペースはやはり一般列車ホームのほうがありますよね。
そのあたりちゃんと考えて作った感じを受けたので、施設を作る立場としてはちょっとニンマリ(笑)。
それではホーム上の施設に目を向けてみたいと思います。
まず、スカイライナーホームの新三河島方のエスカレータです。乗車専用ホームということで上り方向が2基ならぶ姿は圧巻です。
乗り換え駅であるという日暮里の流動特性から、まとまった利用があることを考えると、これだけの施設にしておくのも頷けるところですね。
こちらは京成上野方のエスカレータです。
流石にエスカレータのみという訳にもいかないのか(コンコースに降りれなくなる)、こちらはエスカレータが1基で、脇に階段が併設されています。
コンコースの号車案内が新三河島方が1~5号車、京成上野方が6~8号車となっているので、減時点においてエスカレータの台数のバランスは良さそうです。
上記2箇所のエスカレータの中間に位置するエレベータも、大荷物の多い空港輸送の特性を考慮して2基設置されています。
コンコース階はこの写真の手前側に出口がありまして、ホーム階の出口は90度回転した位置になっているようです。
一般ホームについてはエスカレータ3基と階段1箇所、エレベータ1基が昇降設備となりますが、エスカレータは総て上り固定になっており、ホームからコンコースを下りるには最も京成上野方にある階段もしくはエレベータを使用することになります。
後日の地上ホームでもコメントしたいと思いますが、コンコースから上り線専用の地上ホームに降りる設備も最も京成上野方に位置するエスカレータもしくはホーム中央部のエレベータとなっており、京成上野~日暮里間利用については京成上野駅の階段位置を考慮して、あえて設定しているように感じます。
利用比率を踏まえれば、日暮里から下り側に対する流動を考慮するのは妥当なところかと思います。
この調査のため、あえて京成上野~日暮里間を利用したオイラには厳しいレイアウトですが(笑)。
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で、本題に戻って、最も京成上野方にある階段が写真-6です。
階段幅は人の幅で言うと2人幅程度になっており、利用とホーム幅確保の両方のバランスを見て設定したような印象でしょうか。正直狭いかなという気もしますが、他部分のエスカレータを利用する人が大半なので、ホーム幅のほうを重要視するのは間違っていないでしょう。
京成上野方のエスカです。
JR乗換改札(京成上野方)の自動改札から近く、6、4両編成の最後部付近に繋がることで利用率は高めでした。
ホームに上がった場所のすぐ近くにエレベータがあり、比較的この付近に人が溜まっている状況が伺えましたので、6、4両停止位置が認識され、ホーム中央部への流れが自然と出来てくれば問題なさそうな雰囲気は伺えました。
3基のエスカのなかでは真ん中の配置となるエスカレータです。
JR乗換改札(メイン部分)の自動改札から近いものの、レイアウト上進んでUターンする側の配置になっているため(その(2)でコメントします)、今日のところは比較的新三河島方のエスカレータの利用率のほうが高かったように感じます。
位置的には6両編成の3~4両目、4両編成の1~2両目付近に乗りやすい場所なので、今後はメインルートになっていくものと思われます。
最も新三河島方のエスカレータは、上記写真-8のエスカとはコンコースにおいて対面の位置関係になっており、乗換改札口から進んでいくと直進する形になるため視覚的に利用されやすいロケーションになっています。
位置的には6両編成の1~2両目となっており、4両編成の停止位置からは外れており、今日は乗車位置を理解していない方が多く、大半はエスカレータを上がった付近に留まっていたため、4両が停車したとたんに慌てて移動するといった状況が伺えました。
これも利用者が慣れてくれば状況改善されると思われ、今後はエスカレータの利用率自体今日よりは下がってくるのではないかと考えます。
最後にエレベータですが、6、4両編成の最後部付近に位置しています。
コンコース階で見ると、乗換改札口の最も流動が激しい箇所を避けて配置されており、昇降をエリアで区切っている(上りは新三河島寄り、下りは京成上野寄り)状況において、その中間位置に配置しており、バランスを考慮した配置と見ることが出来ます。
その(2)に続きます!!