2010年1月13日西武池袋線工事調査(1) 江古田駅編
2010年1月13日に西武池袋線の江古田駅の工事状況を調査しましたので、報告します。
現地で知りましたが、江古田駅は1月9日初電より新しい橋上駅舎を使用開始しており、階段・通路などが一新していました。
よって、今回はこの切換に伴う施設的変化について注目してみました!!
従来2箇所あった階段のうち池袋方の階段を閉鎖して新施設の構築が進められてきましたが、今回の切換で稼動していた飯能方の階段が閉鎖されました。
写真-1の階段の掲示に従い池袋方に進んでいくと、そこにあるのは階段ではなくエスカレータでした。
上下各1基でいずれも2人分の幅があるタイプですね。
エスカレータを登ると、コンコースを介して反対側にエレベータと階段がありました。
池袋方の車両が混むことから、混雑する側に階段を配置する設計なのでしょうか。
いやぁ~、新しくなりましたねぇ~。
東長崎駅と似たような雰囲気ですが、明るくて良い感じのデザインです。
従来は改札口が北口と南口側2箇所に分かれて居ましたから、一箇所に集約されて広々としたイメージになったように思います。
駅係員の案内ブースがカウンター式になっている、一般的な有人ラッチが自動改札機と並ぶ形で設けられています。
自動券売機も必要台数といった配置です。最近はICカードの利用率が高まっているので、利用の多い駅でもこの程度の台数ですね。
北口側は既存の階段が飯能側スペースにあったため、池袋側に向かって降りる形になっています。
今後旧施設が撤去されると、その位置にEV、ESC、階段が設置されるため、その部分は架設の壁になっています。
写真の通り、右側(線路から見て外側)が本設の構造、左側(同内側)は仮設の構造になっています。
計画では左側部分はエスカレータが構築されるようですが、スペースの関係で構築が出来ず、暫定的に階段として構築したのかと思われます。
この部分を階段であっても開放しておかないと流動的に厳しいという判断なのでしょうか。
道路に近接した狭いスペースに配置されており、シンプルな構造です。
構造的には本設構造のようです。
南口側は旧駅舎構造物が残るため、北口と同様の切換は取れずに、仮通路を介してのアクセスとなっているようです。
そのため、南口側壁面は総て仮設構造で、迂回通路に誘導するような形です。
南口への仮設通路はルート構成上、旧橋上駅舎通路部分を一部横断しています。
この通路の仮フェンスがあったことで、以前調査した時には新旧施設をつないでやりくりするのかなぁなんて予想したものですが、そんなことにはなりませんでした。
まぁ、若干なりとも介したので少しは満足して良いか(苦笑)。
ちなみに、今回の調査で工事ステップ図を確認できてしまったので、今後の切換ステップ予想の楽しみは無くなりました・・・
既存の南口の飯能側に設けられました。
右側のフェンスが旧南口閉鎖部分になりまして、今後旧施設撤去および新設施設構築へと進んでいきます。
改めてホームから旧施設と新施設を見ると、なかなか素敵な状況になっていますね。
旧施設に支障しない部分は出来る限り作っておこうという事なのでしょうが、柱の切れっぷりが素敵です。
工程の制約なのか分かりませんが、構造的にオッケーならここまでやれるっていう例ですよね。オイラもこういう発想を持って工事を進めたいものです!!
さて、最後にホームの改修状況ですが、上下ホームとも順次新しい構造への置き換えが進んでいます。
駅施設の改修と合わせて進めている印象がありますので、ある程度のところで完成するものと思われます。
また、次回の施設切換あたりにチェックできればと思います!!
こういう工事って大好きです♪