2010年3月16日JR武蔵小杉駅施設調査(1)
2010年3月16日にJR横須賀線の武蔵小杉駅の施設調査をしてきました。
横須賀線ホーム状況、南武線との連絡通路状況を2回に分けてコメントしたいと思います。
その(1)として横須賀線ホーム状況です!!
カーブ区間に位置する島式ホームという事で、ホーム端部付近はホーム幅が狭かったりする訳ですが、新設の新南改札へのエスカ、階段、南武線への乗り換え階段の位置がやや端部側にあるため、階段付近は人が溜まっていて、それが利用の多さを印象付けているようにも感じます。
何と言っても最大の特徴は下り線を移設して作ったホームであり、新設構造物は既存の盛土高架を弄らないで済む位置に構築しているという事でしょうか。
写真-1の通り、ホーム幅がある程度確保されているにも関わらず、階段の幅は比較的狭く、また下り線側に寄っていることが分かります。
この階段の西大井方にはエレベータ、新川崎方には下りエスカレータ、上りエスカレータがタテに並んでおり、昇降設備が一直線に4つ並ぶという、なかなか他では見られないレイアウトになっています。
新設された新南改札です。
自動改札は6列あり、最近の新設駅よりは多めの配置になっていますね。
自動改札がオレンジ色なっているのは、暫定乗り換え時に改札を一旦出る形になるため、視認性を高めるためであると思います。地下鉄路線ではよく見ることが出来ますよね。
改札口付近に配置されている列車案内LEDは3つ配置されており、上り湘南新宿ライン、上り横須賀線、下りの順です。下りも上りと同様の見方をすれば東海道線方面と横須賀線方面という分け方をすることも出来ますが、そこまでは必要ないという事のようです。
一般タイプの券売機が3台、定期券の購入も出来るニュータイプの黒色の券売機が2台、そして特急券等の指定席券売機が2台の計7台が配置されています。
やはり最近の新設駅よりも台数が多く、利用見込みが多めに見積もられているのかと考えます。
NEXが停車しますし、実際の利用はともかくとして、これだけの設備が必要という見方なのでしょうね。
横須賀線の下り線の真下、新川崎方に位置している新南改札出口付近の全景状況です。
実際の駅前ロータリーに接している場所は、この写真で見ると右側の通路を進んで、東海道新幹線を越えた部分になりますが、別会社の新幹線高架橋の下に施設を作る形は取れないため、こういう構造になったのでしょうね。
上部は東海道新幹線の高架橋になります。
実際のところ高架下の横断通路といった感じで、ここしか改札口へのアクセスが出来ないことから入口になっているような、そんな状況です。
横須賀線から南武線へ乗り換える場合、車両の位置によっては、新南改札側にある階段やエスカを使うケースも有る訳でして、新南改札~北改札間の移動は横須賀線のホームを介さなくても移動できる形になっています。
具体的には横須賀線下り線に沿った位置関係で連絡通路がありまして、新南改札から暫くの範囲は写真-6の通り本設構造(仮設ではない)になっています。
通路幅はそれほど広くありませんが、乗り換えルートのメインはこの先の階段から先ですので、このあたりはこの程度の規模で大丈夫なのでしょう。
続いて、西大井方の施設を見てみましょう。
写真-7は西大井方端部付近のホーム状況です。
奥に見える南武線乗り換えルートのエスカレータは工事中のため、仮フェンス・ネット等で囲われていますが、その位置関係が新川崎方の写真-1と比べると、中間にあることが分かります。
それはすなわちホーム幅が無い事を示している訳です。構造上仕方無いところですが・・・
写真-8は南武線乗り換え側にある唯一の昇降設備である階段です。
この階段の東京方でエスカレータの設置工事が進められていますが、計画図を見るとこの階段はあくまで仮設であり、エスカレータ(および本説階段?)設置までの暫定設備のようですね。
階段まわりの高欄や手摺等が仮設材で構築していることからも仮設であると読み取れますが、乗り換え量を考えると、維持しても良さそうな感じはします。
どうなのでしょう??
写真-6の本設通路が終わっているのが、この場所です。
南武線側階段をホームから降りると、途中で90度折れ曲がった形で、この部分に辿り着きます。
この構造も壁は仮設材ですが、階段の構造は結構しっかりした造りです。
ん~、どこまでが仮設構造なのでしょう??
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写真-6の通路は左側からこの位置まで伸びていますが、ここから右側部分が工事中のため、この階段の合流部から写真手前方向に折れ曲がり、そこからやや迂回する形で南武線ホームへ進む形になっています。
詳しくは明日のその(2)でコメントします。
横須賀線と湘南新宿ラインが同等の扱いになっているようで、路線図はそれぞれの運行区間が記載されています。
時刻表表記部分については、列車種別が多い湘南新宿ラインをカラー表記にしており、横須賀線:黒、湘南新宿ライン高崎線系統:橙、宇都宮線系統:緑、NEX:赤という区別になっています。
特急関係の停止位置表記状況です。NEXは6両と12両の場合は前合わせもしくは後ろ合わせという形で停車するようですね。
スーパービュー踊り子は上りと下りでNEXに対する位置関係が異なっています。
設備的もしくは車両的な制約があるのか、利便性を考慮したといった感じなのでしょうか。
横須賀線の11両が黄色、15両が青、湘南新宿ラインの10両が橙、15両が緑になっています。
写真-12は10両、11両、15両とも停車する位置での表記で、横須賀線と湘南新宿ラインの並ぶ位置がずれています。
停止をずらすという事ではなさそうですので、ドアはこのちょうど中間あたりになるのでしょうか(チェック失念しました・・・)。
ラッシュ時等の混雑を考慮して、待ち列を分けるという事なのでしょうね。
##その(2)に続きます!!