2010年4月実施のダイヤ改正内容を分析する!!
しばらくノーチェックだった、ダイヤ改正関係をチェックしたところ、4月ぶんとして下記の路線がダイヤ改正を実施したことが、東京時刻表5月号の記載から分かりました。
1)横浜市営地下鉄ブルーライン、グリーンライン 4月1日
2)江ノ島電鉄 4月1日
3)日暮里・舎人ライナー 4月10日
そこで、この3路線のダイヤ改正内容について、簡単に確認しておきたいと思います。
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1)横浜市営地下鉄ブルーライン、グリーンライン 4月1日
さりげなく刺激的な内容だなぁ~っていうのが率直な感想です。
変更点を整理すると、
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◇ブルーラインの深夜帯の延長運転、増発
◇グリーンラインの朝ラッシュ時の増発、乗り継ぎ改善(14本→16本化:2本増)
◇ブルーラインとグリーンラインの乗り継ぎ改善(7→4分)
◆グリーンラインの夕ラッシュ時ダイヤ開始を1時間繰り下げ(17時台10本→8本:2本減)
◇グリーンラインの深夜帯の乗り継ぎ改善
◆グリーンラインの日中時間帯の本数削減(平日12~13時台、土休日10~16時台)
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といったところでしょうか。◇は改善事項、◆は改悪事項といった見方が出来るかと思います。
基本的にグリーンラインの開業ダイヤに対する見直しというニュアンスの内容で、全体的に輸送力の適正化っていうか間引きの流れになっているようです。
朝夕ラッシュ時の増減あたりはバランスを見て弄ったという印象もあり、関係路線との接続改善というのも路線の性格を考えれば当然手を入れる所ですので納得なのですが、やはり日中時の本数削減が印象として強く残ってしまいますね・・・
平日ダイヤは昼間の2時間帯で最大10分間隔に間引いて3本程度削減しているくらいなのですが、土休日ダイヤは9時間帯に渡って毎時2本削減しているので、相当利用率が低かったのかなとは思いますが、思い切った削減に出たなという印象です。
土休日ダイヤが少々気になるのは、毎時6本程度に削減といっても10分間隔を維持する訳ではなく、従来の毎時8本のパターンのうち一部列車を間引くという単純削減パターンになっていることでしょうか。
具体的に書くと、2本走らせて1本削減、3本走らせて1本削減といった感じで7本を1パターンとして7本中2本を間引いているのです。そのため間引いた部分は単純に15分の間隔が開いてしまう事になってしまうわけです。
この7本を1パターンとした理由は、1運用が52分半のパターンなので運用ごと削減したためですかと思いますが、そのことが分かりにくさを増長させているように感じます。
おそらく7分半サイクル基調を維持することで、ブルーラインの接続を考慮したと思いますが、15分サイクルではない時点で東急との接続も一定化しないでしょうし、横浜線とはそもそも合わないので、等間隔10分サイクルでも良いんじゃないかなぁとは思うのですが、ブルーラインとの乗り換えが多いのでしょうか?
久しく利用していないので、センター北・南あたりで利用状況を見てみたくなる内容でしたね!!
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2)江ノ島電鉄 4月1日
江ノ電ですが、公式サイトを見ても情報がよく分からず、新時刻表と旧時刻表を見比べたところ、鎌倉発22:14の列車が22:16と2分繰り下げになっています。
鎌倉の出発時刻は遅れていますが、途中駅で元の時刻に戻っていることから、スジの見直しといった感じでしょうか。
弄りようのない日中と異なり、若干の変更が可能な時間帯ですので、JRからの接続を考慮したのかもしれませんね。
ちなみに関係しそうな列車は3月13日のダイヤ改正で到着時刻が1分遅れていました。
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3)日暮里・舎人ライナー 4月10日
日暮里・舎人ライナーは、過去2回のダイヤ改正で順調に時間帯ごとの本数を増やしてきた状況にありますが、今回は、今まで弄ってこなかった優先順位の低い部分に手を加えた印象です。
朝夕ラッシュ時と早朝深夜に手を入れる必要があった状況から、利用は順調に伸びているだろうことが分かりますが、今後も状況を見つつ細かい修正を行っていくものと思います。
今回の改正で、概ね目指すラインには乗ったのかなぁという印象です!!