2010年5月8日京急線利用状況調査(1)
2010年5月8日に京急線の利用状況調査をしましたので、報告します!!
その(1)として、京急本線の金沢文庫(品川方)、上大岡(品川方)、京急川崎(品川方)にて20分サイクルずつ状況を確認しました。
目的は5月16日のダイヤ改正でエアポート急行が設定され、普通を格上げする変更を行うことから、現状ダイヤの状況を確認することです。
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元々横浜口基準で見ると、現行パターンになる前は20分サイクルに快特1、特急1、普通3の計5本、その前は20分サイクルに快特1、特急1、急行1、普通2の計5本運転でしたので、現行パターンは運転本数は多めという見方も出来ます。
しかし、本数を多くしたのは利便性確保の意味合いもありますが、快特10分サイクルという格子に待避駅配列が適合できなかったための対応という側面も感じる訳です。
よって、京急鎌田駅改良が完成した際には横浜方面から直通が6本走るという情報を得た時点で普通は何らかの種別に置き換わるだろうなという見方はしていました。
そうは言っても、長年定着したパターンではある訳で、エアポート急行置き換えはどうなるだろうかを実際の調査から考えてみたいと思います。
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以下、分析です!!
最も利用が多い横浜~上大岡間を中心とした、エアポート急行運行の影響を受けるだろう3駅で調査をしました。
現状ダイヤの状況を端的に言えば「快特が利用されている」でしょう。
横浜~金沢文庫間においては、快特は座席が埋まり立ち客が出るのがベースとなり(一部車両位置の関係で空いている車両も出ていますが)、普通は区間利用がメインという見方が出来ます。
横浜~上大岡間においては普通の半数が南太田待避となりますが、目的地が横浜ならば座れない快特じゃなくても良いやといった感じで待避に関係なく普通の利用率が高いのは、この区間だけの特性と言えるでしょうか。それ以外の区間は基本的に普通の利用率は低いという見方になるでしょう。
今回は調査していませんが、横浜~京急川崎間は総ての普通が先着しないため、特に快特への集中が高いものの、快特の利用率は全体量の違いもあって上大岡方と大差が無いことから、エアポート急行は既存の普通よりも優等としての機能を持つことから、ダイヤにもよりますが、快特の混雑緩和に寄与するのではないかと考えます。
無論普通が削減されることにより一部不便になる箇所は出てくるかと思いますが、急行停車駅設定を見ると、それを極力避けるべく利用の多い区間は停車駅を多めにしていたりしますから、京急としては最終的なダイヤを見据えているんだろうなという感じはしますね。
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昔のダイヤを見ると、20分サイクルに2本の普通が設定されていましたが、優等が快特と急行の続行、特急といった感じで完全10分サイクルになっていなかったこともあり、10分以上の間隔になっているケースも沢山ありました。
新ダイヤにおいては10分に1本を確保することをベースとして、エアポート急行が挿入されることにより、待避パターンが一致しなくとも、3本の普通で最大運転間隔を10分程度にしようという感じになっていますから、まぁ妥当なのかなという見方です。
仮にエアポート急行が10分間隔になった場合は普通は10分間隔になってしまうかもしれませんが、今までの京急のダイヤの組み方からいって、10分間隔程度はキープされるのかなと推測しています!!