2010年11月15日JR中央線国立駅工事調査(1)
2010年11月15日にJR中央線国立駅の上り線高架化時点の施設状況を調査しましたので、報告します!!
その(1)として、高架ホーム階状況です。
上りホーム立川方端部から立川方を見た状況です。
最終的には2面3線構造の駅になりますが、用地の関係で今回は中線部分を上り線として使っての高架化を行っています。
そのため、立川方の分岐については最終線形で構築していることから分岐側を進む形になっています。
有効長確保(貨物絡み?)の観点か、ホームからかなり離れた位置に分岐があることが分かります。
ホーム高くの高架橋を構築することが出来た部分は工事用スペースとして活用しているようで、線路に載せるための木製覆工が設置され、その脇に重機械が留まっていました。
続いて、下りホーム西国分寺方端部から西国分寺方を見た状況です。
こちらは上り線のすぐ脇に仮設の防護柵が構築されており、スペース的には立川方より余裕が無い感じです。
アプローチ部分までは最終線形になっており、その先に仮線を設けて既存船に擦り付けています。
配線計画を見ると、中線はそのまま武蔵野線への連絡線に繋がるようになっており、上下線に支障せずに直通列車を国立発着させることが出来るようで、その配線を構築する切換がまだ残っているのが立川方と異なる部分です。
下りホームから上りホーム全景を見た状況です。
まだ片面使用の暫定状態であり、工事側は仮設フェンスで覆われてするため、相対式ホームのような印象です。
屋根は直線的な材料で構成されており、シンプルな感じでしょうか。
最終の2面3線構造になると開放的になるので、もう少し明るくなると思います。
階段と上りエスカレーターがホーム西国分寺寄りに設置されています。
天井の構造と案内板の位置関係からして、この階段・エスカはホームのほぼ中央に設置されていることが分かります。
構造を見ると本設構造のようですから、ここだけスペースを確保して総て構築したという事になりますね!!
駅名票は下りホームと同じデザインのものが掲示されています。
ただ、最終的には中線になる側の案内であるためか、立川方の矢印がシールで隠されており、西国分寺方面にのみ進む案内になっています。
シールの下には三角矢印の脇に立川と記載されており、将来的にこのホームから下り列車が出発することがあることが分かります。
配線上は中央線下り列車も待避で使えますが、ホームが変わってしまうので、基本的には使用しないのではないかと思います。
武蔵野線からの直通列車が使ったりするのかな??
エレベーター状況です。
ドアのすぐ脇に仮設フェンスが設置されており、階段・エスカレーター部分と同様に何とか造ったという感じでしょうか。
ガラス面を多用した明るいタイプのエスカレーターで、乗車部分に対して外側の寸法は大きいタイプですね。
その分案内が大きくて分かりやすいです!!
立川方には仮設の階段が設置されています。
この設置意図として、最終的に2箇所の昇降箇所を設けるようですが、その1箇所が工事の都合上、この切換段階では構築することが出来なかったため、その代替設備として設けた模様です。
さすがに1箇所では流動が捌ききれないという判断だったのでしょうね。
その(2)に続きます!!