2011年2月18日西武線工事調査(5) 萩山~小川間編
2011年2月18日に西武線の各所で工事調査をしました。
その(5)として、高架化工事が進められている拝島線萩山~小川間の状況です!!
今回の調査は、実はこの萩山~小平間が見たかったという・・・
先日、西武のダイヤ改正概要を見たく公式サイトを見たら、この萩山~小川間の下り線切換に関するプレスがあったのですが、その写真を見ると、府中街道交差部の桁が下り線とずれて設置されていたんですよね。
なんていうか、土木屋の血が燃えまして(笑)、現地で現物を見たくなったという事です。
以下、コメントです!!
切換口付近の状況です。
曲線部分の切換えになりますが、外側に移設することから曲線としては緩やかになるシフトであります。
電架柱は移設する線形に合わせて、支障する部分は仮設のものに置き換えていますね。
萩山側のアプローチ付近状況です。
地上部分は暫定状況のようですが、アプローチ部の高欄は外側が本設構造のようですね。
内側は仮設のフェンスです。
府中街道交差部手前の状況です。
仮線はこの部分だけ外側に膨らんでいますが、今になって考えると、府中街道交差部を複線桁で一気に構築するため、その設置バッファを設けたかったという感じだったのでしょうか?
実際には正規の位置に構築は出来ず、反対側に仮設の橋脚受け構造を設けている訳ですが、現下り線を撤去すれば、スライドさせることで一気に工事を進めることが出来ますね。
道路直上部分の工事は工期的にクリティカルになりがちなので、施工ヤードの関係等考慮しつつ計画されたのでしょう。
多分・・・(苦笑)。
府中街道を過ぎると、下りアプローチになります。
小川方の切換口は構内部分にさしかかっておりますが、高架下り線は現行の仮下り線よりも元々の下り線位置には近く、無理なく刷り付く感じになりそうです。
こうしてみると、曲線下り勾配ということもあり、急な感じを受けますね。
交差部から小川駅構内の分岐までの線形も考えてこうなったのでしょう。
府中街道交差部から小川駅構内までは、仮線を約2線分シフトすることが出来たため、既に上り線の構造物も先行して構築できる部分は構築していますね。
アプローチの短部橋台部分が確認できました!!
その(6)でお目当ての府中街道交差部を見たいと思います。