東武東上線2011年3月5日改正ダイヤ 朝ラッシュ時分析
東武東上線2011年3月5日改正ダイヤを分析したいと思います。
まずは、朝ラッシュ時ダイヤです!!
今回の朝ラッシュ時の変更点は最ピーク前後帯に急行が設定されることで、全体のパターンとしてはほとんど変わっていません。
今回急行化された列車は池袋着8:01と8:31の2本です。
8:01は通勤急行の格上、8:31は準急の格上という形であり、ラッシュピーク60分帯で見ると本数は変わっていません。
池袋口でのスジは基本的に従来種別と同じのため、通過区間が少なくなる分、遠方区間の時刻が繰り下がる形での置換えとなりました。
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<8:01の急行について>
8:01のスジは川越市で3分近く時間調整しており、始発駅の森林公園駅では通勤急行時代と同じ発車時間だったりします。
川越市までのスジ間隔調整の意味合いや急行の前列車間隔を短くしたいといった理由はあるのでしょうが、正直もったいない印象は受けます。
まぁ、川越市~池袋間で見れば3分の時間短縮にはなっているので、これはこれで良いのかな?と思うしかないのかな・・・
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<8:31の急行について>
8:31のスジについては準急の格上げという形ですが、直後の8:37のスジが急行から準急に、8:41のスジが準急から急行になったこともあり、準急・急行・準急という配列が急行・準急・急行という配列になり、結果急行が1本増えたという事になりますね。
こちらの列車は途中区間での時間調整はなく、単純に速達化の改善なのでしょうが、もともとの8:37の急行スジが川越市までの区間において前列車間隔が9分開き、直前のピーク時間帯の3分間隔から一気に開くようなパターンになっていたことから、その是正の意味合いもあるのかなと考えます。
今回のスジ交換で前後とも6分程度の間隔となり、バランスがよくなりました。
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朝ラッシュ時の変更は微々たる物で、調整の意味合いを感じた次第です。
副都心線直通時に本数を27本から24本に減らしましたが、元々の混雑率が高くなかったこともあり、本数減による混雑率の悪化は、ダイヤの見直しをするまでには至らなかったようですね。
とは言え、急行化しているスジは最ピーク時間帯を外しており、その内容において混雑面での配慮も感じさせますから、当面は現行パターンが維持されるのかもしれません。
ただ、通勤急行や準急がが少しずつ減っていることを考えると、朝ラッシュ時も急行を主軸にしたパターンになる可能性はありそうです。
次の改正が楽しみですね♪