京王線平日夕方の利用状況を見る!!
今日は夕方所要で京王線に乗る必要がったので、その前の時間を使って新宿駅における利用状況調査をしてみました(勤務外です!!)。
3月11日のダイヤ改正で夕方16時台のパターンが変更されますが、この時間帯は都営線絡みの運用調整の意味合いもあるため、そのあたりの変更なんだろうなぁと漠然と捉えていました。
その変更が笹塚の引上線改良とか関係するのかは気になりますが・・・
まぁ、おそらく混雑面での修正という意味合いは殆ど無いのだろうなぁと思いつつ、17時台と同じパターンにしていることもあり、せっかくの機会なので実際に見てみようと考えた次第です。
以下、調査データとコメントです!!
図:京王線新宿駅16時台の発車時利用状況データ
<利用状況>
結論から言うと、17時以降の夕ラッシュ時に比べれば混雑率は低いですね。
特急系は階段の配置上7~8両目が混みがちですが、混雑率的には夕ラッシュ時レベルではありません。
各駅停車の利用率も決して低くないため、優等の混雑率が高いという印象はありません。
利用状況のバランスは良いと言えましょう。
結論から言うと、17時以降の夕ラッシュ時に比べれば混雑率は低いですね。 特急系は階段の配置上7~8両目が混みがちですが、混雑率的には夕ラッシュ時レベルではありません。 各駅停車の利用率も決して低くないため、優等の混雑率が高いという印象はありません。
利用状況のバランスは良いと言えましょう。
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混雑率に問題があって、是正が必須なための改正ではないということは分かりました。
ただ前述の通り傾向として混雑率改善意図ではあるように感じたので、10分サイクルベースの特急・準特急、各駅停車に対して、20分サイクルの快速はどういう機能を果たしているのか?ということを考えてみたいと思います。
<快速の利用状況>
(1)上位優等に対する機能
まず特急と準特急の利用率ですが、快速有無に係わらず利用率はほぼ同じです。
快速を相模原線方面直通列車として捉えた場合、特急と準特急の利用率の差は多少なりともあっても良さそうですが、実際そうなっていないことから考えて、相模原線方面利用者は特急・準特急とも調布で乗り換えという認識で区別無く利用していることが伺えます。
特急と準特急は調布で相模原線方面列車に接続するというパターンが確立されていることが、利用率のバランスを生み出しているように感じる結果ですね。
もちろん直通することにメリットを見出し快速を利用する人は一定数居ると思いますが、特急と準特急に立ち客が居て、快速には空席があることからすると、そこまでの数ではないという印象を受けます。
(2)各駅停車に対する機能
続いて各駅停車の利用率を見てみると、快速直後の各駅停車のほうが、もう一方の各駅停車よりも利用率が低くなっています。
この事から、停車駅の多い快速は各駅停車利用者のシフトを果たしていることが分かります。
そのボリュームは快速利用者の約1/3程度になっており、残りの2/3は前述の相模原線方面直通利用者と快速を優等列車として利用したい利用者となりましょう。
ちなみにオイラは社会人になるまで千歳烏山民でしたので、20分サイクルにおける急行(夕方の通勤快速)しか狙わない利用者でしたので、そういう利用者の存在は感覚として分かります!!
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<快速の急行化の効果>
上記(1)と(2)の考察をあわせると、快速は下位優等として機能していると言えますが、混雑が高い列車のシフトを期待するならば、急行にすれば快速より停車駅が少なくなるので各駅停車の混雑が幾分増え、速達化により上位優等からのシフトは期待できると思われます。
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次に、準特急化される特急について考えてみたいと思います。
<特急の準特急化の効果>
特急を準特急に変更する意味合い、行き先を京王八王子に変更する意味合いは、前述の通り混雑面においては新宿口ではあまり無さそうです。
ただ、下記の調査結果の通り、高幡不動あたりになると利用率のバランスが特急よりも準特急のほうが良くなるんです。
<平成18年9月1日(金)高幡不動における夕方の利用状況>
https://okiraku-goraku.com/konzatu/konzatu-data40.php
16時台は混雑している時間帯ではありませんが、準特急のほうが京王八王子・高尾山口両方面へバランス良く運べるため、今回の変更は快速の急行化と合わせて混雑バランスの改善という見方は出来るのかもしれません。
それが調査した感想かなぁ・・・
実は今後のダイヤを見据えたテスト時間帯だったりして(笑)。
それはそれでちょうと面白そうではありますね♪