2011年5月7日JR奈良駅施設調査(1) ホーム階編
2011年5月7日に高架化されたJR奈良駅の施設調査をすることが出来ましたので、3回に分けて報告したいと思います。
その(1)として、ホーム階の状況です!!
最初に平城山駅から奈良駅に向かう列車内から高架区間をチェックしました。
佐保川(0:12頃横断)がある関係で、もともと盛土高架区間になっていたのですが、その延長上に高架線が繋がった感じで、アプローチは比較的なだらかです。
さて、高架化手順ですが大和路線(奈良線)部分が2008年に2面4線、続いて桜井線部分が2010年に1面1線の構築がなされ、最終的に3面5線の駅となりました。
この手順から分かるとおり、複線を一気に切換えているのが最大の特徴。
関東圏ならば上下線別々に行いそうなところ、若干の運休を設定しただけでやってしまうところ、なかなか凄い工事だったろうと想像しますね。
切換口の絶妙な線形、用地スペースの関係で駅手前に見えている留置線部分を暫定的に使っていた点、構内配線も2008年の段階では暫定的にせざるを得なかった点が高架橋、軌道の構造から読み取れるところは土木屋的にツボです!!
平城山方面ですが、留置線が上下線間に位置しており、配線上上り線と留置線に繋がっているのは3~5番線、下り線に繋がっているのは1~4番線となっています。
郡山方面については、平城山方面と同様に留置線が上下線間に位置しており、上り線に繋がっているのは3~5番線、留置線は3~4番線、下り線は1~4番線となっています。
京終方面についても1~4番線に繋がっており、運行形態と車両運用等考慮した状況になっていることが伺えます(正直詳しくありませんが・・・)。
シーサスが多いですが、スペースを考えたらこうなるかなぁという状況ですね。
4・5番線ホーム上の施設を下り郡山方から順番に見ていきましょう。
まずは階段です。
シンプルなデザインですが、腰壁が半透明パネルになっており明るい感じです。
階段の次はESCです。
単独設置で5番線側に配置されています。
腰壁は階段と同様に半透明のパネルですね。
その奥はEVです。
ESCと逆に4番線側の配置になっています。
ESCも壁部分がガラスになっており明るい感じです。
その先は階段とESCが併設されています。
EVを中心として前後にESCがあり、一方は階段併設、一方は階段独立という形になりますね。
その先は待合室となります。
列車本数は少なくありませんが、現行ダイヤだと最大30分待ちということもありますから、必要な設備ではありますね。
大きさは標準タイプと言えそうです!!
その(2)に続きます。