2011年7月9日JR・相鉄直通線ルートを散歩する!! (2)
2011年7月9日にやりましたJR・相鉄直通線ルートの散歩、その(2)です。
今回は、横浜羽沢駅付近についてコメントします!!
機能からの続きで、環状2号線の三枚町交差点付近から横浜羽沢駅方面に進んでみます。
この三枚町交差点までは新横浜方面の車道下部分に東急直通線が構築される計画になっていますが、上記地図の真ん中緑色の道路で表記されている第三京浜の交差部付近で上下車道の中央付近を通過する感じで羽沢町方面車線側にシフトすることになります。
現地を見ると、環状2号線の立体交差道路があり、更に交差する第三京浜があり、その橋脚基礎位置がルート設定上関係する部分があったりするのかな?という印象ですかね。
断面図を見ると、このあたりはトンネル深さも浅くなってきていますから、東電シールドを避けることも含めてここなのかな?と。
ルート的に道路もカーブしているので、直線的に線形を引いた結果というのが実際のところかもしれません。
さらに横浜羽沢方面に進んでいくと、線路と環状2号線が離れ、その間に一定のスペースが生み出される範囲になります。
このあたりから車道下ではない部分を進みつつ、少しずつ地上に上がってくる感じになります。
以上2アングルで分かるとおりの場所で、更地や駐車場的な使い方をしている場所も多く、建物はさほど無いようですね。
左側は既に横浜羽沢駅構内部分ですが、防音壁が高く状況がよく見えません・・・
さらに進むと、何もない更地部分が見えてきます。
この部分は前後範囲と異なり、地盤が掘り下げられています。
キャスターゲートが設置されていることから、他の場所とは用途も異なっていたのでしょうかね?
この部分が計画図によるところの羽沢駅に隣接する掘割区間になる部分のようですね。
断面図では掘割区間に4線設置されているので、いずれはこのアングルからJR直通線、東急直通線とも見ることが出来るのでしょうか?
・・・と思い、計画断面図を見たところ、4線が並んでいる区間はほんのわずかのようです。
というのも、この4線の配列は外側線がJR線直通、内側線が東急線直通になるのですが、JR直通の下り線は貨物下り線に合流するため、トンネル構造でJR線側に曲線で曲がっていき、JR直通の上り線も東急直通線をオーバーラップして貨物上り線に合流すべく、レールレベルを上げるからです。
東急直通線は擁壁区間は概ねレベルのようで、トンネルに突入してから下る形のようですね。
今までの区間は工事らしき形跡が見えませんでしたが、羽沢駅に近づいて、やっと工事が動いている場所に到着しました。
併設されている(というのか?)横浜羽沢駅は貨物駅だから構内が見えないんだろうなぁと勝手に思い込んでいたのですが、調べてみると、構内を横切るこ線橋があることを確認。
写真-5の見えているのが「それ」ですね!!
ってことで、横浜羽沢駅構内を軽くチェックしました(以下動画参照)。
今まで未知の場所という認識だった横浜羽沢駅にぐっと親近感が沸きました♪♪
貨物駅ですが、真ん中にホームがあるため、一般的な貨物駅とは印象が異なりますね。
再び羽沢駅構築現場に戻ります。
地図で見ると羽沢駅は、横浜羽沢駅と環状2号線の間のスペースがあり、かつ地形的に平坦な部分が選定された印象ですね。
ここから西谷までは地形的に起伏が飛んでいますから(だからこそトンネルが通せるとも言えるか・・・)、ここしか無いという場所なんだなと思った次第です。
羽沢駅ですが、作業予定表では土留・掘削工実施中とのことです。
施工ステップを見ると、連続地中壁を最初に構築するようですから、その段階でしょうか?
工事スペースは余裕があるように見えますので、工事が進む時は一気に進みそうな印象です。
現場に掲示されている工事概要をチェックしてみました。
施工の概要としては、駅自体の構築のほか、水路の付替があるようですね。
既設の水路が相鉄・JR直通線ルートに支障するため、前段作業として水路移設を行うようです。
駅の構築手順としては、先ほども書きましたが、連続地中壁、中間杭の施工を行ったあと掘削、躯体構築という流れです。
ベーシックな工事内容と言えそうですね!!
相鉄・JR直通線ですが、JR方面線は東急方面線をオーバークロスでやり過ごして合流する線形なのに対して、下り線は横浜羽沢駅構内を地下トンネルで斜め横断する形の線形になっています。
掲示物と一緒に示されていた写真イメージが上記上下線の状況を分かりやすく示しています。
合流位置はほぼ似たような位置で、上下とも羽沢駅からは若干離れた位置になっています。
東急直通線の存在、横浜羽沢駅の構内機能への影響を最小限にとどめる意味合いかなぁと感じる次第です。
横浜羽沢駅構内を見ると、以前は線路があったかのようなスペースが空いているも、その部分を活用してアプローチを構築するという事にはなっていません。
上記の概要掲示から確認できた合流付近の状況です。
横浜羽沢駅の構内全体からすると、起点寄りの位置という印象になりますが、よくよく考えると相鉄とJR東日本の直通であって、JR貨物は関係ないので、横浜羽沢駅の貨物機能には影響を与えない計画というのが基本前提なのかなぁと思ったりしますね。
よく分かりませんが、施設的な制約とかもあるのかもしれません。
JR貨物時刻表に横浜羽沢駅の構内配線略図があるので確認したところ、横浜羽沢駅はJR東日本部分(点線)とJR貨物部分(実線)で区分があることが分かりました。
直通線はJR東日本の線路に接続する形になり、その設置によりJR貨物の配線機能は支障させないという感じのスタンスだろうことが伺えました。
実際には工事の都合で一時的な機能変更は出てくるかもしれませんけどね!!
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その(3)に続きます♪♪