コースター評価 西武園ゆうえんち編
2011年8月12日に乗りました、西武園ゆうえんちの「ループスクリューコースター」と「エンジェルコースター」についてコメントしておきたいと思います!!
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<ループスクリューコースター>
写真-1:ループスクリューコースター全景
ループスクリューコースターは西武園ゆうえんち敷地内の最も西側端に位置しています。
ロケーション的には多摩湖畔といった感じで、木々に囲まれた景色の素晴らしさは都心部のコースターとは一線を画しています(まぁそれぞれ良さがあるんだけれども)。
逆に遊園地内の他の施設からはコースターの走行状況があまり確認できず、魅力が伝わりにくいのは園内のエースアトラクションとしては残念なところかもしれません。
良いコースターなんですけどねぇ・・・
写真-2:ループスクリューコースターコース説明
アトラクション入口に設置されている、コースターの案内掲示です。
ループやスクリューがありますが、こうしてみると細長いスペースにコースが組まれているのが分かります。
コース設計としては、クリップのように大回り、中回りの2周旋回になっており、旋回がすべて時計回りなのが特徴でしょうか。
写真-3:乗り場全景と後半のキャメルバック状況
乗り場は1面2線でレールが乗降ホームを挟んでいる一般的な配置です。
特徴的な部分として、乗車ホームに配置されている大量の椅子が挙げられるでしょう。
6両編成24人乗りのコースターですが、その1回に乗り切れるだけの椅子が一直線に横並びされており、10列車以上(数えませんでした)一気に待てるシステムになっているのです。
座って待てるというのはなかなか素敵ですね!!
乗った12日に関して言えば多くて2~3列車待ちといった状況でしたので、椅子は入口に近い5列で運用がされていた模様です。
椅子と乗り場の間には総ての列にゲートがあり、乗車する列のゲートが開くとホームに移動する仕組みになっているので、一度椅子に座ったら、順次動くといった事はなく乗車まで待てます。
透明ドーム状の建物なので炎天下はそれなりに厳しそうですが、風は通りますし、やはり座れるのが良いです♪♪
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車両は一般的な形状で、ループがあるため上から降ろすハーネスになっています。
銀色の車体と赤色の座席のコントラストがなかなか恰好良いです!!
正面のライオンズマークもらしいですよね。
写真-4:リフトアップ・巻き上げ状況
乗り場を出ると、すぐさまリフトアップとなります。
勾配、高さ、リフトアップ速度は一般的なものです。
前述の通り、ロケーション良いコースターですので、リフトアップ時は右側に多摩湖が確認でき、さわやかな空気を感じつつ、ファーストドロップの状況が目視確認できてしまい、なんていうかテンション上がりまくりです(笑)♪♪
写真-5:ファーストドロップ状況
リフトアップ後はすぐに旋回せず、6両編成の車両長程度の直線を緩やかな勾配で進んで、加速していきます。
そしてある程度加速がついた状態で旋回しますが、バンク角度は殆どついておらず、遠心力が外側にかかる状態から一気にドロップする感じです。
落下勾配は一般的なコースターと同等ですが、加速がついた状態で旋回直後のドロップという事で、面白い浮遊感覚が得られますね。
「怖い」と「面白い」のちょうど間くらいの感じで、オイラ的にはナイスなドロップだと感じた次第です。
写真-6:ループ状況
ファーストドロップから一気にループに突入します。
最初のドロップが若干トリッキーで、その加速からそのままループするので、思いのほか迫力がありますね♪♪
ループ線形も良く、乗り心地は経年劣化もありますが良好です。
これぞループと言ったところですね!!
ちなみにループ部分に後の旋回部分のレールがありますが、それは殆ど視界に入らず・・・
写真-7:スクリュー2連続状況
ループが終わると直線的な上り勾配となり上がったところで左にひねりつつの下りドロップとなり、2回転のスクリューとなります。
休みなしで回転系コンテンツが続き、線形も結構ヘビーな状況ですがぁ若干大味な振動もあるにはあるものの、それよりもコース設計の良ささのほうが勝つ感じ。
激しく楽しいというのが表現としては合っているかなっ!!
スクリューが終わると右旋回して、写真3の左側部分になりますが、キャメルバックパートに続きます。
絶妙な浮きを感じつつループ部分を突き抜ける右旋回を経て、更に小粒な連続キャメルバックとなり、最後の右旋回後、乗り場に到着となります。
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1986年から稼働しているコースターですので、ちょうど25年というところですが、直線部分が長いこともあってか、経年劣化はあっても乗り心地は比較的良好で、コンテンツの凄さを素直に体感できるコースターだなぁというのが率直な印象です。
2種類のループとキャメルバックを旋回部分以外の直線部分に適切に配列して、無駄な部分が無いのは設計の上手さということなのでしょうね。
古くても良いコースターは良いということを再確認させてくれるコースターでありました!!
◆落下的スリル:★★★☆☆(適度)
◆コース的スリル:★★★☆☆(適度)
◆爽快感:★★★☆☆(適度)
◆総合満足度:★★★☆☆(満足)
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<エンジェルコースター>
写真-8:エンジェルコースター全景
いわゆるドラゴンコースターの兄弟であります。
車両の先頭にキティちゃんが乗っていたり、車体のデザイン自体は他のコースターと同様の形状ですが、パステル調の色合いでデコレーションがされると別物になりますねぇ!!
写真-9:前半上り勾配区間状況
乗り場を出発すると上り勾配をゆっくりと進んでいきます。
加速していく感じはないですが、お子様コースターなりのワクワク感は得られる感じです。
写真-10:後半水平ループ状況
勾配を上がりきったところから急カーブの旋回をドロップしながら進んでいきます。
車両が5両編成で、他のドラゴンコースター4両編成より長いこともあり、最後部に乗っていると結構な引き込まれ感があります。
短い距離で一気にドロップする感じなので、思ったより激しい旋回ですね。
その後やや上り勾配で速度を抑えつつ乗り場に到着します。
ここは2周設定になっており、1周目の場合は乗り場で減速せず、そのまま上り勾配に突入します!!
お子様コースターとして手堅い面白さのコースターですよね。
今回は愛娘と乗るに至りませんでしたが、次回は是非とも!!
◆落下的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆コース的スリル:★★☆☆☆(緩やか)
◆爽快感:★★☆☆☆(まあまあ)
◆総合満足度:★★☆☆☆(やや満足)