2012年1月30日

西武池袋駅の夕ラッシュ時利用状況をチェックしました!!

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 お仕事のピークを脱し、ちょっとだけ夜に余裕が出来そうな状況です♪♪

 って事で、気になっていた西武池袋線の池袋駅の夕ラッシュ時利用状況を調査しました。

 優等列車が池袋駅を5分等間隔で走るようになった時間帯の状況は如何に?

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図:西武池袋線池袋駅夕ラッシュ時利用状況データ(18:25~19:25)

 <全体の傾向について>

 優等列車が5分等間隔に設定されていますが、利用状況にはややバラつきがあり、飯能行の急行と快速の混雑率が高く、その他小手指行、所沢行の優等は行先の区別なく立ち客がやや出ている程度に収まっています。

 各駅停車は立ち客が少々出る程度で、保谷行が豊島園行より若干混雑率が高くなる傾向があるものの、優等と比べると利用率は低いレベルに収まっていました。

 <2011年3月5日改正の効果は?>

 過去2009年12月に2つ前のダイヤになりますが、同様の時間帯に調査をしています。

 https://okiraku-goraku.com/2009/12/20091214.php#more

 この時は混むであろうと思われた飯能行の急行よりも小手指行急行のほうが混む結果となり、行先よりも前後列車間隔、発車番線、始発駅ならではの到着タイミング等の条件によって混雑が決まっているのではないか?という見解を示しました。

 そして今回の調査が前回の結果と大きく異なる傾向を示していることから、前述の見解は間違っていなかったのかなと考えた次第です。

 詳しい理由は分かりませんが、2011年3月5日改正で発車番線の変更が行われ、飯能行が3番線から5番線に変更となりました。

 5番線は優等の主ホームであり、各駅停車乗り場2番線と兼ねる3番線と比べてホーム待ち列が長くなる傾向があるというか、施設条件として集客しやすい状況のようですね。

 それでも以前のダイヤのように、種別が通勤準急でかつ行先が所沢だと、後続列車にシフトしてある程度の混雑に収まる訳ですが、現ダイヤでは最も遠い飯能行の急行と快速、しかもこの両列車間の優等が所沢の連続ということもあり、この2列車の混雑率が高くなってしまっているようです。

 ある程度列車の魅力(行先・種別・発車番線)を踏まえた運転間隔にすることで混雑の均等化が図られていた以前のダイヤに対して、5分等間隔設定は分かりやすいものの、列車の魅力がそのまま混雑率の差に結びついてしまったようです。

 飯能行が混むのは行先を考えると仕方ない面もあるかもしれませんが、となれば前後列車でケアーしたい感じもあり、特に練馬に停車して更に集客するであろう快速に対しては、以前のように直後に準急を設定するほうが良いのかなぁとは感じます(混雑率的にはさほど厳しい訳ではありませんが)。

 <その他気になったこと>

 調査して気づいた点として、各駅停車の折り返しがタイトであることが挙げられます。

 2、3、5、7番線の4つの発車番線のリソースの割り当てとして、3、5、7番線は優等が4本ずつ使用しているのに対して、2番線だけは各駅停車8本を捌いています。

 等間隔であればある程度余裕も持たせられますが、優等5分間隔の格子に15分あたり2本設定する形のため、上りダイヤとの兼ね合いで折り返しが数分した無い列車があり、本調査においても到着が遅れたため発車順序が変わるなんてこともありました。

 仕方ないと言えば仕方ないのですが、優等列車の間隔をある程度調整することで緩和させられるのであれば、前述の優等混雑の緩和に向けた調整の意味合いも含めて、多少スジの調整をしても良いのかなとは思いました。

 以上です!!