2012年2月13日

2012年2月10日東武東上線池袋駅夕ラッシュ時利用状況調査

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 2012年2月10日に東武東上線池袋駅において夕ラッシュ時(18:25~19:25)の利用状況を1時間調査しましたので、報告します!!

 TJライナーが30分間隔に増発された後、1回19時台の調査をしたことがありますが、最も混んでいる時間帯と、ダイヤ上混むパターンがリンクするケースだったので、バランスが判断しにくく、再度チャレンジしようと考えていました。

 先日の報告の通り、TJライナースジをチェックすべく19:30のTJライナーに乗るまでの1時間、金曜日ということで通常よりやや少なめかもしれませんが、ダイヤバランスチェックってことで!!

 以下、コメントです。

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図-1:東武東上線池袋駅夕ラッシュ時利用状況(18:25~19:25)

 <全体の混雑傾向>

 TJライナーは2本とも座席指定上の満席状態、急行と準急は前列車間隔・行先等の影響で1,000p~1,500pの範囲、普通列車は概ね1,000p程度の利用状況になっています。

 車両位置的には優等列車が階段が近い中間付近、最後部付近の利用率が高くなっているのが特徴で、大半が着席できる普通は編成全体の利用率がほぼ一定になっています。

 <優等の混雑差について>

 最混雑は19:03発の急行です。

 この列車は唯一直前に準急を挟まない急行になっており、前優等列車間隔(TJライナー除く)が12分となっているため、混雑するのは仕方が無いところでしょう。

 前優等列車間隔で言うと他列車より2倍近くあるのに、混雑率がある程度の増加で収まっているのは、起点駅故に着席利用者が後続列車にシフトしている面はありそうです。

 折り返し間合の関係で、この急行が入線するより前に隣1番線に準急が停車しており、待ち列の長さから1番線側に流れる人も少なからず居ると思われ、その結果が前優等列車間隔が他の準急とさして変わらないのに19:08発準急の利用率を高めているものと思います。

 このあたりのシフトはもう少し後の列車にまで関わっていて、1本あとの19:15発の急行あたりで吸収しきる感じかなと思います。

 急行を12分等間隔にすることに拘っているとすれば、一応利用率がある程度のバランスに収まっているので良しとすることは出来そうですが、TJライナーを挟んでいても前後の優等の利用率がうまく分散されている30分発TJライナー前後のパターンを見ると、そこまで拘らなくても良いのかなとは思うのですが、どうなのでしょうか?

 <ホームやりくり状況について>

 TJライナーが4・5番線を使用するため、毎時00、30分付近の一般列車の折り返しがタイトになっています。

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図-2:池袋駅の折り返し状況(調査時計測時刻を元に作成)

 ご覧の通り、優等が各駅停車、各駅停車が優等として折り返す設定を駆使して、急行の2番線発車、準急の1番線発車、各駅停車の3・4番線発車(同一ホーム)を達成しています。

 2・3番線、4・5番線の折り返しがタイトな箇所が多く、折り返しのやりくりの難しさがあることが分かります。

 とは言え、TJライナーが5番線を専用する時間帯の2・3番ホームの急行・普通共用については、利用者側は既に慣れた状態になっていました。

 1番線の準急折り返し時間を長めにとることにより、急行待ち列と準急待ち列がホームでバッティングすることが無いように工夫しているなど、配慮されている部分もあります。

 今日のような混雑状況であれば、特に問題が無いような状況ですが、利用の多い時間帯だとやはりTJ発車前後のホーム混雑は厳しいですよね。

 そのあたりは、今後見直しがされるのかどうか注目していきたいと思います!!

 以上です。