2012年2月12日

東京メトロ連絡線展示室に行ってきました!!

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 今日は相方と愛娘が用事で出かけたため、終日フリーになりました。

 こんな日こそ調査だなと思い、以下のメニューをこなしてきました!!

 <本日の調査メニュー>
 ・湘南新宿ライン浦和駅ホーム構築状況【前面展望確認】
 ・東京メトロ千川~小竹向原間連絡線工事調査【沿道徒歩確認】
 ・西武池袋線石神井公園付近高架化工事調査【前面展望確認、沿道徒歩調査】
 ・西武池袋線保谷駅構内改良工事調査【前面展望確認】
 ・西武池袋線椎名町駅改良工事調査
 ・東武東上線日中60分サイクル時利用状況調査【定点観測】
 ・東武東上線池袋駅TJライナー関係施設調査

 順次報告していきたいと思いますが、取り急ぎ本日はかねてから行きたかった東京メトロ連絡線展示館を訪れたので、そのことについて報告したいと思います。

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写真-1:展示館全景

 千川駅と小竹向原駅の中間位置にあり、都道441号線沿いにあります。

 建物は見た限り以前からあったもののようで、施設活用している感じですね。

 三角形の建物が特徴的なので、池袋方面線側の歩道を歩いていけば、どちらの駅からでも迷わず辿りつけるでしょう。

 googleさんの検索だと、千川駅、小竹向原駅いずれからも徒歩8分となっていました。

 実際歩いてもそんな感じでして、工事状況を見ながら(地下工事ですが・・・)散歩すると楽しいかもしれません(オイラだけ?)。

 ちなみにオープン時間は10:00~16:00で月曜休館です。

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写真-2:工事概要はモニターで確認することが出来ます!!

 スペース的にはあまり広くありませんが、構造模型、工事概要説明モニター、お子様スペース等があります。

 係員さんが居まして、オイラが訪れた時は誰も居なかったこともあり、10分程度の説明モニターをセットしてくれたりして恐縮・・・。

 職業病オーラは出ていないと思うのですが、当初はパンフがあればゲットしてささっと退散しようかなんて考えていましたが、せっかくなので大人の対応で(笑)説明モニターを観ることしました。

 結果大正解だったというか、この説明が非常に分かりやすいですね。

 この手のものは一般的な方にも分かりやすいようにできていて、様々な立場に配慮して作成されていることもあり、工事背景と目的、施工手順、施工方法の選定、開業時期などがビジュアル的に分かるのが良いです。

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 パンフレットを見ると工事目的が小竹向原構内の平面交差解消で、効果が東急東横線との直通後の列車本数増加対応と示されていますが、モニター説明だともう少し突っ込んだ表現になっていて、路線網が多岐に渡るメトロネットワークにおいて、一部路線の異常発生による輸送支障は他路線への影響が大きいため、解消しなければならないといったニュアンスがありました。

 東急東横線と直通すれば直通路線ネットワークが拡大する訳ですから、今のうちからリスク解消を目指すという事でこの工事を行うといった印象かなぁと(オイラの見解です)。

 小竹向原駅の朝ラッシュ時のダイヤを見ると、平面交差が発生するのは西武線方面からの列車が副都心線方面に進むケースで、具体的には急行(西武線内快速)と一部の各駅停車ですが、余裕を持たせたりしてダイヤ上は平面交差干渉が無いようにはなっているんですよね。

 よってダイヤがダメという見方はオイラはしていませんで、結局のところ2方面からの列車到着の定時性が想定以上に幅があり、その対応が設備的に吸収しきれなかったのかなと感じています。

 今回の改良工事が仮に副都心線開業時のバタバタが無かったとしても実施されていたのか、いずれにしても実施されていたのか、そのあたりは分かりませんけれども、いずれにしても将来的には整備が必要だったのかなとは思います。

 個人的にはこの施設が無くとも東急との直通時の基本的なダイヤは構成できたものと考えていますが、パンフに列車増発が可能と示されているとおり、この改良によって違う結果にもなるのかなと思うと、ワクワクする部分はありますね。

 上り線工事を先行して平成24年度内に使用開始しようとする目標が東急との直通を見据えたものであるならば、そこは期待できるのかなぁと♪♪

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 なんてことを考えつつ見ていた説明ビデオも終わりました。

 あとは構造模型をチェックしておきましょう!!

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写真-3:構造模型(小竹向原方トンネル拡幅部付近)

 モニターによる説明ビデオも構造模型も「平面交差解消」という部分に力を入れている感じがありますね。

 小竹向原駅の構造が複雑故に、あれだけ線路がある感じなのに、なぜにダイヤが乱れるのか?という疑問を極力説明で解消していきたい思いが感じられます。

 構造模型もボタンを押すと走行部分が点滅するなど走行ルートを分かりやすく示しています。

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写真-4:構造模型(平面交差解消箇所付近)

 平面交差箇所が赤文字で示されていて、連絡線が完成するとその平面交差が無くなるという事を分かりやすく示しています。

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写真-5:構造模型(千川方合流部付近)

 個人的には千川の合流口の線形をどうするのか?というのが気になっていたので、構築する函体拡幅範囲と壁面撤去・新設範囲が分かる模型は有難いです!!

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写真-6:構造模型(千川駅付近)

 千川駅の2重構造もしっかり表現されています。

 これを見るとホーム位置は現行のままかなぁというのが伺えますね。

 なるほどなるほど!!

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写真-7:お子様スペースもあります!!

 構造模型を見ている間、小さいお子様連れの家族がやってきました。

 どうやら地元の常連の方のようです。

 この展示室にはお子様が喜びそうな遊具スペースも有りますし、鉄道好きにかかわらず面白い場所なのかと思います。

 係員さんとのやりとりも付き合いを重ねたものなのかなぁという感じで、地元ならではの暖かさがあるというか良い雰囲気だなぁと感じましたね。

 工事というものは、どうしても地元に対して迷惑をかける部分がある訳で、それに対して最大限努力をするのが当然なのですが、その一側面としてこうした施設が役に立ち、実際に機能しているのを見ると、土木屋として色々と感じるところは有りましたね。

 色々と勉強になりました!!