2012年6月 4日

2012年6月4日東武動物公園駅夕ラッシュ時利用状況調査

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 夜19~20時台において東武伊勢崎線・日光線の東武動物公園における利用状況を調査しましたので、報告します!!

 特にダイヤ改正が予定されている訳ではありませんが、機会があったので実施した次第で、急行と区間急行の利用状況・バランス、伊勢崎線・日光線系統のバランスなどを確認した次第です。

 以下、コメントです。

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図:東武伊勢崎線・日光線 東武動物公園発混雑データ

 <全体の傾向について>

 グラフを見ると、館林行、新栃木行の区間準急の利用が多く、久喜、南栗橋行の急行は区間急行の半分以下の利用になっており、明確に遠方行先列車の利用率が高くなっていることが分かります。

 急行と区間急行はそれぞれ伊勢崎線系統、日光線系統を交互に設定しているため、東武動物公園発の段階では、いずれの方向へも連続で出発する形になり、運転間隔のバラつきが発生しています。

 急行は10両編成で運転区間が限られるため、急行を全部伊勢崎線方面へ、区間急行を全部日光線方面へといった事が出来ないため、やむを得ないことなのですが、こと利用状況だけ見ると、こうした系統のバラつきがそれほど利用に影響を与えていないように感じます。

 伊勢崎線、日光線とも区間急行が先発し、その後5分前後の間隔で急行が出発するパターンなので、前列車間隔で見れば区間急行が混むのは当然といったところで、2倍近い前列車間隔を持ち遠方まで走るにも関わらず、急行との利用差が2倍少々で落ち着いているのは、久喜、南栗橋までの利用比率が高いためかと思います。

 久喜、杉戸高野台、幸手あたりの下車が多いため、急行も利用できる人が一定数居るのと、遠方区間利用者でも急行が比較的空いているので、で久喜、南栗橋まで行って乗換えることもありましょう。

 いずれにしても、ダイヤパターンの割には利用バランスは良い感じであると思いました。

 <利用率のバラつきについて>

 区間急行は比較的利用率のバラつきがありませんが、急行は多少バラつきがあります。

 利用率の高い急行は直前の同方面の区間急行から幾分運転間隔が離れており、前列車間隔が開いているというのが理由でしょうか。

 北千住の段階では急行と区間急行が5分等間隔で設定されているものの、特急待避の有無、複線区間での待避駅配列上の調整で、春日部付近になると急行と区間急行の運転間隔は2~8分とバラついてしまいます。

 利用率の高い急行は、春日部において前の区間急行からダイヤ上8~9分開いており、入れ替わりの大きい春日部において自然と集客できる形になっているのかなと考えます。

 比較的すいている急行も条件が揃えば利用されることを考えると、出来る事なら急行にもう少し利用が集まるパターンになると良いのかなと思いますが、なかなか難しいところですね。

 <区間準急、各駅停車について>

 今回調査した時間帯では、南栗橋行の区間準急1本、東武動物公園始発の各駅停車1本の2本を確認することが出来ました。

 いずれも区間急行と比べると利用率は低く、急行以下の状況となっていました。

 設定自体は日光線方面の運転間隔が開くところに挿入されており、決して拙い設定では無いのですが、ダイヤ上実質的に伊勢崎線方面列車からの乗換の集客しかできないことから、これ以上は難しいところなのでしょう。

 以上です!!

##もう少し起点方の状況も確認したくなったので、明日調査します(笑)