2012年7月11日西武池袋線工事・施設調査
2012年7月11日に西武池袋線の石神井公園駅で朝ラッシュ時の利用状況を調査しました。
その調査の過程で、保谷駅構内の配線状況、大泉学園~石神井公園間の2期施工区間の仮線構築状況、石神井公園~練馬高野台間上り2線化状況、練馬高野台駅および石神井公園駅の掲示関係の調査をしましたので、まとめて報告します。
以下、コメントです!!
保谷駅は終点方上下線間の2本の留置線、上り線山側の留置線の整備が完了したようです。
下り列車が中線で優等を待避するようになるとは思いませんでしたが、配線・線形をみるとナルホドといったところですね。
これにて長らくチェックしてきた保谷の調査も終了かな!!
大泉学園~石神井公園間において、高架化2期区間の工事に向けた仮線工事が進められています。
駅を出てすぐの部分が切換口になるようで、既に軌道も敷設されているのが確認できます。
仮上り線の位置は1線分よりちょっと離れたくらいでしょうか。
下り線部分には木製覆工がびっしりと敷かれており、本格的に工事が開始されそうです!!
0:42付近の曲線部分が仮線用地が上下線反対側に切り換わる付近なので、このあたりで現行線路に繋がるでしょう。
工事の手順としては上り線仮線化、下り線仮線化、下り線高架化、上り線高架化という1線ずつの基本的な形かと思います。
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石神井公園~練馬高野台間においては、上り外側線の線形に沿った線形になっており、最終線形になっている事が確認できます。
ただし練馬高野台構内の分岐は残ったままになっており、今後順次撤去されて棒線化されるものと思います。
下り線の外側線への切換については、そう遠くない時期に行えるものと思いますが、仮電架柱の撤去を行う必要があるなど、前段処理が幾分ありそうです。
また機会があったら確認したいと思います!!
続いて練馬高野台駅の状況をば。
石神井公園~練馬高野台間の上り線2線化に伴い、朝ラッシュ時に設定されていた練馬高野台始発列車は無くなりました。
その旨はしっかりと駅の時刻表部分に掲示されていました。
暫定施設状態における恩恵という言い方が妥当なのかどうか分かりませんが、これだけ長い運用ともなると、何となく切ない感じもしますが、まぁ仕方ない所であります。
ダイヤ構成上、地下鉄直通比率の高い練馬高野台~中村橋間の3駅ですが、目的地によらず先発列車に乗って練馬まで出るというのが基本的な利用形態かなぁと勝手に思っていました。
5分間隔なので、池袋に行く人が座れる可能性の低い池袋行を待つというのはあまり居ないかと。
案内掲示もそういう実状があってか、池袋方面利用の練馬接続案内が記されていますが、通勤準急が利用できても前の列車を追い越すまでにはならないので、やはり先発先着という感じかなと。
西武線の池袋、地下鉄の池袋、新木場、渋谷着時刻が示されていますが、西武線の池袋着列車は15分おきで、右側の備考欄で接続列車での到着時刻が示されているのはちょっと分かりづらいかも・・・
まぁ、利用者は分かっていますかね。
続いて石神井公園駅の朝ラッシュ時専用時刻表です。
殆どダイヤは変わっていないのですが、始発列車がしっかりと記載されています。
練馬で池袋行に接続する列車ですので、そこはしっかりとね!!
練馬高野台と異なり、石神井公園の場合は後続の優等のほうが池袋先着というパターンがありますので、備考欄が時刻のすぐ右側にあるあたりは練馬高野台と異なるところ。
逆に、乗り換えがあっても後続優等より池袋に先着する事が記載されているなど、混雑分散についてもしっかり書いてあることが分かりますね。
始発列車が設定される事になった石神井公園駅の内側線ホームですが、乗車位置目標の横に始発列車待ち列ステッカーが貼りつけられています。
始発列車のみ停車位置を変えるという事ではなく、あくまで待ち列を分離する運用になっており、ステッカーには先発電車発車後に左側に移動する旨の案内が記されています。
最後に練馬高野台駅終点方の状況について。
現時点は切換直後という事で、上下内側線とも分岐は残ったままで、その先は破線されている形です。
今後の動きですが、まずは下り線を外側に移設して、現行の下り線部分の本設作業をする時が場所的にこれらの不要分岐を処理するタイミングなのかなぁと思っています。
また機会を見てチェックしますね!!