2012年7月11日メトロ・都営九段下駅工事調査
2012年7月11日に東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線の九段下駅の改良工事調査をしましたので、報告します。
一体構造の地下函体を仕切り壁で仕切っている両駅ホーム間の壁を撤去し、直接乗り換えが出来るようにするという珍しい内容の工事となっておりまして、最近動きが出ているという情報をキャッチして現地を見た次第です。
両ホームとも仮囲いが順次設置されており、まだ特段の動きは無いもののこれから一気に動きそうな状況でした。
以下、コメントです!!
まずは都営新宿線側に掲示されているお知らせです。
赤の範囲が仮囲いを設置している範囲となっていまして、昇降設備以外の大半部分という状況です。
コンコース階については2箇所ある改札口・昇降設備付近の2箇所に連絡通路を設ける形になるようです。
実際に仮囲いが設置されているホーム中央部付近の状況を見てみました。
仕切り壁を撤去するための作業に必要なスペースを確保した位置に仮囲いを連続的に設置していることが分かります。
高架橋構造上、仕切り壁の撤去(壁撤去方法はコア削孔のようですね)に際して防護等の施工は必要が無いようで、淡々と壁撤去が行われているんだろうなぁという状況です。
どちらかというと、天井の仕上げや天井裏の施設を一体化させるための処理のほうが手間がかかる感じかもしれません。
天井についてはご覧の通り建築天井は取り外されていて、土木函体が見える状況です。
都営新宿線の新宿方面ホームから神保町側の階段を上がったところです。
案内の図面によると、この写真のアングル前面の壁が撤去され、半蔵門線側のコンコースに抜けれるようになります。
柱と壁の仕上げ状況から見て、ホーム階以上に簡易な工事で壁撤去が出来そうな雰囲気です。
半蔵門線側のお知らせも位置関係が反対の表記になっていますが、基本的に同じ内容ですね。
仮フェンス設置範囲も都営新宿線側と同じ範囲です。
ホーム状況も似たような状況になっています。
こちらは天井の撤去範囲が工事に関係する範囲になっている事が分かる状況ですね。
半蔵門(市ヶ谷)方の改札口付近の状況で、写真中央部の壁が撤去範囲です。
昇降設備に近い場所にあるため、ホーム直接乗換が出来ない半蔵門線渋谷方面ホーム、都営新宿線の本八幡方面ホームからの移動も楽になりそうです。
また機会があったら確認してみますね!!