2012年11月15日

2012年11月14日京王線調布駅の利用状況を見る!!

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 2012年11月14日に京王線調布駅における日中時の利用状況を見ました。

 時間の都合で上下20分1サイクルずつですが、傾向は分かるかなと。

 以下、コメントです!!

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図-1:調布駅下り発車時利用状況データ

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図-2:調布駅下り発車時利用状況データ

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 <全体の利用状況>

 上下とも準特急の利用率が最も高く、次いで快速、急行、各駅停車という順番も同じになっています。

 最混雑の準特急も立ち客が一部出ていますが、平均すると総て着席できる程度の状況であり、空いた各駅停車の存在を考えると、輸送力は十分といったところでしょうか。

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 <京王八王子・高尾山口方面の利用状況>

 20分サイクルに準特急と各駅停車が2本ずつ設定されていますが、概ね10分サイクルであると言え、サイクル中の下位優等が急行か快速かの違いはあまり利用に影響を与えていないようです。

 準特急と比較して各駅停車の利用が極端に少ないですが、緩急接続駅が府中で、パターン上調布を超えて各駅停車を乗りとおす利用が少ないことから、東府中までの利用と以遠の利用比率を考えるとこの程度のバランスになるかといった印象です。

 上りは準特急の発駅が京王八王子、高尾山口と異なっていますが、北野で双方からの各駅停車と接続するパターンにより、概ね利用が同等程度になっているのは良いバランスかと思います。

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 <相模原線方面の利用状況>

 20分サイクルに急行、快速、各駅停車が各1本設定されていますが、理由については主たる流動の前列車間隔によるところが大きく、下りについては準特急の10分サイクルが流動のベースになっており、急行と各駅停車の利用を合計すると快速に等しくなるのに対して、上りは相模原線内の前列車間隔で利用が決まっています。

 調布地下化時のダイヤ修正で、相模原線内の快速と各駅停車の前列車間隔が15、5分とばらついたため、快速に利用が集中する形になってしまいました。

 それでも下りと同等程度のバランスで急行と各駅停車の合計が快速というバランスになっているため、準特急への乗換えボリュームは良い感じのバランスに収まりそうな感じです。

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 <全体的な感想>

 過去の調査でだいたいの状況は掴めていましたが、平日日中時だけは調査機会がなくどの程度の利用があるのか確認したかったところです。

 で、実際に確認してみると、思っていたより利用は少ない感じでした。

 しかし、メイン流動の10分間隔の準特急の基本として考えると、準特急の都心方(調布より新宿方)の集客バランスを悪くすることは出来ず、各駅停車は空いているものの、緩急接続する北野、府中、相模原線の接続を受ける調布において一定の集客をするためには現行本数が必要なのだろうと考える次第です。

 究極を言えば、調布の段階の分担がイーブンであれば良いので、震災時の臨時ダイヤのように相模原線は各駅停車が10分間隔であれば本数を削減することは出来ましょうが、それは得策ではないというのが過去のダイヤだったと思いますし、今後もそうだろうと考えていました。

 新ダイヤの概要が分かり、正直以上の考えがぐらついているところではありますが(汗)、それでも調布~新宿間の最速優等の分担バランスが良ければ良いと思われ、終点方のダイヤを必ずしも疑似10分サイクルにこだわらなくても良いのかもしれません。

 といった漠然とした見解は浮かぶも、起点方の混雑を一定にするダイヤが思いつかず・・・

 じっかり考えたいと思うので、ダイヤ想定は別途やらせてください。

 ん~、もう少し利用状況の調査がしたいところですね!!