2013年2月17日小田急線向ヶ丘遊園駅工事調査
2013年2月17日に小田急線向ヶ丘遊園駅の地下横断連絡通路整備工事の状況を調査しましたので、報告します!!
鉄道施設改良には直接絡まないのですが、支障移転でホーム等施設に手を加えているので着目した次第で、どちらかというとオイラの本職的な血が騒いだ感じであります(笑)。
以下、コメントです。
向ヶ丘遊園の終点方部分を横断する連絡通路の整備が行われていますが、この完成予想図が掲示されていました。
現在、この位置には踏切がありますが、幅が狭く歩行者・自転車のみ利用な形であり、地形上勾配が厳しく安全面から見ても、このような連絡通路整備は期待されている事は現地から伺えました。
平成26年度秋ごろの使用開始を目指しているようで、完成すると、スロープ、階段およびエレベーターが利用できる形となります。
上記連絡通路の構築部分が従来の小田急線ホームの真下となるため、ホームを起点方に移設する対応を取っています。
ホームの移設が困難であると施設仮受けをしたりしますが、向ヶ丘遊園に関しては起点方に移設できるスペースがあったためか、移転対応となりました。
軌道の仮受けは避けられませんが、ホーム等施設のそれを省けると工期面・コスト面・安全面でメリットがあるので妥当なところかと考えます。
上りホームについては写真-2の通り本設仕様で上家も設けられる形で整備がされています。
ここまで整備されると、仮移設ではなく本設移設という形でしょうね。
一方下りホームについては、ほんの少しだけ支障する状況だったためか、仮にホーム構築して停止位置をずらしています。
上家はちゃんとした構造で整備されているので、ホーム構造との温度差が気になりますが、おそらく下りホームは起点方のホーム幅が取れないため、これを本設とする事はできなかったものと思われます。
工事完了時に終点方にホームが再整備され、上家も切断撤去される感じかなぁと思います(よく見ると鋼材の継手部がありますね)。
現在、地下通路横断箇所範囲において杭打ちが行われています。
今後軌道まわりの仮受け等が行われるものと思います。
前述の通り細い踏切なのですが、思いの外利用が多く、踏切が閉まっている時間が長いと、このように待ち列が伸びるような状況です。
軌道レベルと周辺の地盤レベルに差があるため、踏切付近にこれだけの高低差があります。
連絡通路の完成が待ち望まれる事を肌で感じた次第です!!
以上です。