2013年2月26日

2013年2月23日JR八王子・京王八王子の利用状況を見てみる!!

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 2013年2月23日にJR八王子および京王八王子の利用状況を見ました。

 競合路線と言われる両線の利用状況はどのようなものか確認しておこうという趣旨でして、完全同時は無理ですが、JR中央線を先に見てからすぐに京王八王子に移動して京王線を見ることにより、同時間帯の状況を比較してみた次第です。

 以下、コメントです!!

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 <JR中央線の利用状況>

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図-1:JR中央線利用状況データ(上り)

 まず、上りの状況ですが、中央特快が各駅停車区間という事もあり、八王子までの前列車間隔でまずベースとなる利用が決まり、八王子における乗車でプラスアルファが決まるといった感じです。

 八王子も前列車間隔で利用が決まる訳ですが、観察していて横浜線からの乗り換えというファクターが大きい事が確認され、タイミングによって乗車率に影響しそうな感じでした。

 その結果となる訳ですが、前列車間隔が10分近くになる列車で座席の大半が埋まる程度、前列車間隔が2~3分だとガラガラになります。

 特別快速狙いも少なからずあるのでしょうが、目的地が新宿など以遠区間だけではなく、国分寺、立川等近距離のケースもありそうで、あえて直前の快速を見送ってまで待つという流れはあまり見られませんでした。

 30分あたりの混雑ポイントは2,440pとなり、1時間換算で4,880pと推定すると、概ね6.1本以上あれば立ち客が出ない程度の利用率という事になります。

 終点方八王子の段階でそれは輸送力的に少ない事もあってか、現行ダイヤでは9本(中央特快3本、快速6本)という構成です。

 起点方は利用も増えますが、豊田始発等本数も増えるので、八王子段階では妥当なところでしょうか。

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図-2:JR中央線利用状況データ(下り)

 続いて下りですが、上りと同様に前列車間隔で利用が決まる形です。

 条件によって快速が中央特快より利用が多いというケースもある事が確認できました。

 とは言え、前列車間隔が無いなかで利用率が高くなっている中央特快を見ると、やはり優等として利用が高くなると見て良いでしょう。

 下りは起点方のダイヤによるところが大きいという事でしょう。

 利用は上りと比べると少ない時間帯ですね!!

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 <京王線の利用状況>

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図-3:京王線利用状況データ(上り)

 続いて京王線ですが、特急と各駅停車が20分サイクルに1本ずつ設定されており、概ね10分間隔というダイヤです。

 各駅停車に乗っても北野で高尾線系統の特急に接続することは、最近のダイヤの浸透で理解されているところであると思いますが、そうは言っても特急のほうが利用が幾分多い形になっています。

 これは前ダイヤ時代からですので、指向性の結果という事になりましょう!!

 20分あたりの混雑ポイントは500pとなり、1時間換算で1,500pと推定すると、概ね2本以上あれば立ち客が出ない程度の利用率という事になります。

 こちらも中央線と同様に、八王子の時点では輸送力に余裕を持たせる設定になっており、北野の段階で概ね似たような集客をする高尾線の利用をプラスしても中央線の八王子段階の2/3程度となると、本数設定だけ見るとやや多めの輸送力という事になろうかと思います。

 とは言え新宿口の輸送状況を踏まえて現行本数が新ダイヤでも維持されていますので、これで良いのかと思います。

 言い換えるならば、京王八王子時点の利用はJRと比較して多くなく、特急が倍増すれば増えるような状況でも無い(棲み分けがされた結果である)ため、現行の特急を2方向に分散しているのは妥当なところでしょう。

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図-4:京王線利用状況データ(下り)

 下りについては、北野で京王八王子・高尾山口両方面接続があるため、乗車時点で特急が利用され、その結果京王八王子着の特急と各駅停車の利用差は上りと比べるとぐっと少なくなります。

 中央線よりも上下方面差がありませんが、サンプルが少ないので、そこはコメントを避けます・・・

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 以上、競合するとされる両路線の状況を比較してみました。

 新宿口の利用から見るとかなり少ない利用状況になっており、駅位置が異なることから直接的な競合というよりは共存共栄のなかでの切磋琢磨といった印象を受けています。

 京王線が本線格の京王八王子だけではなく、高尾山口、橋本の3方面に対してバランスよくリソースを配分した新ダイヤは、こうした状況において取るべき方向性なのかなぁと漠然と捉えた次第です。

 以上です!!