2013年3月 7日

相鉄線横浜駅の日中時利用状況を見る!!

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 先日、相鉄線の日中時の利用状況を確認する機会がありましたので、さらっと1サイクル確認してみました。

 現行ダイヤは20分サイクルに本線の急行がほぼ等間隔の2本、いずみの線の快速が1本設定されていて、京王線の新ダイヤにおける特急系設定と近いところがあるので、参考に調べてみようという趣旨です。

 以下、コメントです!!

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図:相鉄線横浜駅日中時利用状況データ

 <全体の傾向>

 急行と各駅停車が約10分間隔に設定され、そこに20分間隔の快速が挿入される20分サイクルパターンになっており、快速の存在が急行、各駅停車双方の利用に影響を与えている形が全体傾向と言えましょう。

 その結果混む列車と空く列車が出てきますが、混む列車であっても立ち客少々程度なので、輸送力的には妥当なところかと思います。

 各駅停車が空いているため、各駅停車に担わせるとすれば、以前のような急行と各駅停車の10分サイクルでも十分な状況とは言えますが、現行では快速を含めた輸送サービスが妥当と判断しているものと考えます(将来計画の含みも有りましょう)。

 <上り方面について>

 上記データでは快速の影響を受けにくい列車を「A」、受けやすい列車を「B」と記載していますので、以下この記載に基づいてコメントします。

 上りはグラフで分かる通り、急行Aと快速が最も利用率が高く同程度、急行Bがやや利用が落ちる形で、各駅停車はAが優等の半分程度の利用、Bは更に半分程度といったところです。

 急行は二俣川までの前列車間隔、二俣川におけるいずみ野線方面からの乗り換え有無(快速有無)により利用が決まる訳ですが、ダイヤ上ではAのほうが相当利用が多そうな印象もこれだけの差に留まっているのは、大和発の各駅停車へのシフトが少ない(二俣川で快速に接続するのですが)、いずみ野線からの利用がある程度快速に集中しているといった理由があるのかと思います。

 快速は急行Aと同程度の利用になっていて、なかなか機能している事が伺えますが、各駅停車AとBの利用状況差を考えると、星川の緩急接続によって集客している機能が強い感じです。

 鶴ヶ峰、星川および緩急接続利用でこれだけの利用になるのであれば、20分間隔の設定は妥当なところかなと感じる次第です。