2013年4月11日

2013年3月29日小田急線地下化施設調査(6) 下北沢井の頭線編

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 2013年3月29日に小田急線の地下化した3駅(東北沢、下北沢、世田谷代田)の施設調査をしましたので、複数回に分けて報告したいと思います。

 その(6)として下北沢駅の井の頭線関連施設の状況です。

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写真-1:井の頭線ホームエレベーター状況

 井の頭線ホームに整備されたエレベーターです。

 渋谷方面に向かって進入する形になっており、90度タイプでコンコース階では向かって右側にドアがあります。

 ロケーション上の対応と言えましょう。

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写真-2:新設階段状況

 ホーム渋谷方端部にあった既設階段の手前に新たな階段が設置されました。

 小田急線への乗換としても便利な位置で、北口に直結する階段でもありますので、相当利用される形になろうかと思います。

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写真-3:閉鎖された既設階段状況

 小田急線の上下各ホームに直結していた階段はホーム端部部分に仕切られていました。

 非常に便利な階段で利用の多い場所でしたので、今回の階段移設は井の頭線の利用に少なからず影響が出そうな感じがします。

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写真-4:北口改札全景

 井の頭線のホームの真下の位置に新設された北口改札です。

 南口よりやや規模は小さく、自動改札は4通路となっています。

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写真-5:北口改札から井の頭線ホームへの階段を望む

 北口改札は前述の新設階段を降りてすぐの場所にあり、便利な位置関係となっています。

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写真-6:北口改札から小田急線メインコンコース側を望む

 北口改札は井の頭線の既設乗り換え通路レベルに合わせる形(地形上の対応とも言えますね)のため、小田急線側のメインコンコースとは高さが異なっており、階段を利用しての移動となります。

 バリアフリールートとしては、奥にあるエレベーターを利用する形ですね。

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写真-7:小田急線・井の頭線乗換階段全景

 前述の段差箇所の階段全景です。

 小田急線と井の頭線の乗り換え、北口改札から井の頭線利用、小田急線利用といった用途で利用される場所であるため、階段幅は相当広めにとってあります。

 左側の階段は乗り換え通路を使い、井の頭線のホーム中央部の階段に繋がるルート、右側階段の左側半分は井の頭線ホーム渋谷方に新設された階段を利用してのルート、右側階段の右側は北口改札からみといった感じで流動が分散されるような感じですが、どうなりますでしょうか。

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写真-8:井の頭線乗換通路階エレベーター状況

 前述の流動と交錯しない位置に小田急線のメインコンコース階と井の頭線の乗り換え通路階とを結ぶエレベーターが設置されています。

 エレベーターをいくつも乗り継がなければならない点は暫定施設という事で仕方ないところでしょうし、このような条件下でバリアフリールートが整備された事が凄いという感じですね。

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写真-9:小田急線・井の頭線乗換時間は最短で2分!!

 参考まで、小田急線と井の頭線の乗り換え時間を計測してみました。

 いずれもラッシュ時ではなく日中時の一般的な利用状況において、構造を把握している前提で最短区間(小田急線の新宿方エスカレーター付近から井の頭線渋谷方階段付近)の移動を行ってみました。

 エスカレーターも利用した結果、概ね2分という結果になっています。

 通勤時は思い通り移動できないでしょうし、5分というオフィシャル乗換時間も妥当なところだろうなぁとは思いますが、慣れればそこまで遠いという感じもしません。

 それは利用客が自ら察するところかとは思います。

 下北沢駅については以上です!!

 その(7)に続きます。