2013年4月18日

メトロ副都心線新宿三丁目21時台の利用状況を見る!!

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 今日は副都心線新宿三丁目において21時台前後における池袋・和光市方面の利用状況を調査しましたので報告します!!

 東急東横線との直通を開始したことによる影響、新宿三丁目止りが設定された事による影響、8両編成の停止位置が変更されたことの影響等を確認した次第です。

 以下、コメントです。

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図:メトロ副都心線新宿三丁目駅20~21時台利用状況データ(池袋・和光市方面)

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 <全体の状況>

 この時間帯は優等が総て通勤急行であり、西武線直通系統はメトロ線内各駅停車になっています。

 西武線直通系統は少なからず前後列車の混雑率に影響を与える存在で、特に2本連続になると顕著に後続の和光市方面列車の利用率を上げてしまいますが、通勤急行だけの時間帯は通勤急行も和光市方面列車と機能することもあり、利用バランスは最もいいと言う噂(?)を嗅ぎ付け(オイラもそう思いましたが)実際に確認した感じではあります。

 確かに優等がやや利用率が高いものの各駅停車と同等であり、東新宿待避列車もしっかりと乗っているあたり、良い感じのバランスであることが分かります。

 新宿三丁目の構造上、先頭側車両が混みますので、通勤急行の1両目、各駅停車の1両目(グラフでは10両編成を含めて平均化していますので3両目の位置となります)の利用率が高くなっていますね。

 各駅停車の停止位置変更の影響については、やはり渋谷方に2両分シフトしたため、先頭車が局所的に混むようになったようですが、1両だけの混雑に留まっていることや、乗り換え通路付近の混雑が緩和されているメリットを考えると、どちらが良いのか悩ましいところではあります。

 最も混雑する朝ラッシュ時のことを考えると、今回の変更は妥当というか仕方ないところだろうなぁとは感じました。

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 <混んでいた列車について>

 先頭が混んでいるとは言え、ある程度の混雑では収まるのですが、調査時間帯の中で2本だけ極端に混む列車がありました。

 1本目は20:48の各駅停車和光市行で、20:38和光市行、20:41飯能行急行の後続になるパターンで、和光市方面として前列車間隔が10分となることや急行からも7分開くため、丸ノ内線からの乗り換え本数受け持ちが増えてしまっているようでした。

 2本目は22:08(正規は22:03)の各駅停車和光市行で、優等列車が15分間隔から30分間隔に開く最初の時間帯であり、和光市方面として前列車間隔が15分あり、直前に新宿三丁目止り(10両編成のため先頭付近の降車客が総て1両目に集中する)があることで混んでいました。

 2本目の列車については到着段階で既に遅延していたため、別の理由もあるのかもしれませんが、スジ的には弱点になりうる要素の大きい列車かなと思います。

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 <新宿三丁目止りの影響>

 新宿三丁目以遠利用者は避ける存在であり、副都心線区間からの利用に関しては最初から選択されないものと思いますので、実際到着段階の利用率は他列車と比べて少ないです。

 とは言えその乗換えは後続にシフトするので、前述の22:03の列車のようなパターンは避けたいところかと思います。

 確認したところ時間帯により挿入位置が変わっていますが、上記データの21:06の列車のように後続が比較的空いている優等待避の各駅停車、かつ後続の優等が和光市方面の通勤急行であるとバランスの影響が最も少ない感じでしょうか。

 後続が無待避の各停となる場合は、新宿三丁目は渋谷で優等を待避してから出発するスジとなるため、この段階で利用率を落とせるので、このパターンも行けそうかなと。

 決して影響力のある存在ではありませんが、東急線方面だけではなく和光市方面の配慮としても新宿三丁目折り返しは適切なパターンに固定するのが良いのかな?とは感じた次第です。

 少なくとも上記の混雑列車は駅の案内も誘導員さんも大変そうでしたし、次回改正で是正されそうな気はします。

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 以上です!!