2013年6月26日

東武東上線のS57朝ラッシュ時ダイヤを作成してみる!!

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 先日、東武時刻表(1982:S57)をゲットすることが出来ましたので、東武東上線の朝ラッシュ時ダイヤを作成してみることにしました。

 準急がときわ台に停車していたり、遠距離区間の本数が少ないなど、今とは大きく異なるパターンです。

 以下、ダイヤとコメントです。

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図:東武東上線朝ラッシュ時ダイヤ(1982年)

 <全体概要>

 池袋着7:30~8:30の60分間で見ると、準急7本(内6本はときわ台停車)、普通20本の計27本運転となっています。

 池袋口の本数としては準急の平行ダイヤぶりから見て、ほぼ最大設定本数といった感じですが、普通の近距離区間設定が多く、遠距離区間の本数が今と比べると少ないことが時代を感じさせますね。

 <ダイヤパターンについて>

 ピーク60分間の前半は、準急1本、普通4本の計5本で11分サイクルを組み、後半は準急1本、普通3本の計4本で9分サイクルを組んでいます。

 サイクルによって発駅がまちまちのため、パターンにはなっていませんが、小川町・森林公園発の準急、森林公園発の普通が計11本、川越市・上福岡・志木発の普通が計8本、成増・上板橋発の普通が計8本となっており、概ね遠距離・中距離・近距離発が同等本数設定されていると言えましょう。

 発駅構成が今と異なるのは、設備的な要因が大きいものと思います。

 <準急について>

 準急は普通を追い越さない設定であり、通過区間も平行ダイヤ区間のため、普通と比べて殆ど速くないのが実態です。

 近距離区間の普通の本数の多さを踏まえると、この輸送力が必要であり、優等という形の設定さえ出来なかったという見方もできる訳で、更に準急がときわ台に停車していたことから見て、近距離輸送のウエイトを感じるところではあります。

 なかなか奥が深いパターンですが、オイラには当時の状況を調査をする術がありません・・・(苦笑)