2013年6月29日京急逸見駅工事調査
2013年6月29日に京急線逸見駅の改良工事状況を調査しましたので、報告します!!
以下、コメントです。
逸見駅は地形上、改札口とホームに高さ的距離がある構造ですが、その構造故にエレベーターが未整備の駅でした。
今回、平成24年4月~平成29年3月4年間の工期で、エレベーターを3基新設するのと合わせて駅改良工事が実施されています。
主目的がエレベーターの設置であるため、エレベーター先行の工事が進められており、平成24年度で上りホームのエレベーター、平成25年度でラッチ外および下りホームのエレベーターの整備を行い、残りの工期で駅改良をするスケジュールになっています。
よって現時点で既に上りホームのエレベーターが使用開始されています。
以下、現在の状況を確認していきたいと思います!!
元々の改札口があった場所になりますが、工事の関係で地上階に改札口を移設しているため上下ホームへの分岐点になっています。
右は下りホームへの上り階段で、左は上りホームへの連絡通路となります。
上下ホーム間を繋ぐアンダーパスの通路状況ですが、立地条件上もあってかコンコース階と同一平面にすることはできないようで、下りホーム側に数段の階段が残ってしまいます。
よって下りホームのエレベーターはホーム階、コンコース階、上りホームへの連絡通路階の3層を行き来する形で整備されます(写真-1の図の通りです)。
その位置がこの写真の階段の右側あたりになりますので、仮囲いの奥で整備がなされているものと思います。
上りホーム側はエレベーターが使用開始しており、その付帯施設の改良も終わっているようで、その範囲だけ綺麗になっています。
地下道の改修も駅改良の内容には含まれているのでしょうが、優先事項ではないという事でしょうか、特に手が入っていない状況で、その差が明確ですね。
連絡通路階の入口付近の状況です。
連絡通路と階段を結ぶ踊り場の一角に位置した感じで、乗り場の間口は決して広くないですが、スペース上仕方ないところかなといった所でしょう。
規模は一般的なもので、この階とホーム階の出口が同じ側にあるタイプです。
エレベーターが使用開始された上りホームですが、エレベーター乗り場付近の一部分だけホーム端部タイルの新設と舗装整備がなされています。
エレベーター利用者に対する配慮なのか、移動経路として必要範囲の整備が行われたという事なのか分かりませんが、こんな感じです。
その他は駅改良の範疇になるものと思われ、整備は平成26年度以降かと思われます。
下りホームも改良範囲が仮囲いで覆われているのが確認できます。
また上下線の4線をまたぐ形で重機械移動用の覆工が設置されているのが確認できますね。
エレベーター設置箇所付近に設置されていることから、重機械の搬入箇所が限られていることに対する対応でしょうか。
下りホームの終点方に仮設トイレが設置されています。
工事に支障しない位置として、ここが選ばれているあたりにスペースの厳しさを感じるところですね。
ホーム端部の先には重機械が仮置きされているのが確認できます。
夜な夜なここから出動して工事を行っているのでしょう。
工事規模は小規模ながら、施工条件、立地条件が厳しく、難しい工事であることを現場状況から感じた次第です。
また機会があったら(今後いくらでもありそうですが・・・)確認しますね♪♪