2013年7月 9日

2013年6月29日相鉄線天王町駅工事調査

130709.jpg

 2013年6月29日に相鉄線天王町駅の工事調査をしましたので、報告します!!

 駅の掲示により、天王町駅の改良工事の計画変更が決定したようですので、変更計画と今後の工事についてコメントしたいと思います。

130709_01.jpg
写真-1:星川天ニュース(天王町駅前の掲示)

 天王町駅の改良工事について、既存施設を有効活用する計画に変更することが決定された旨の掲示が駅前の星天ニュースの掲示内容から確認することが出来ました。

 記載としては、変更概要、イメージパース等が具体的に示されており、概ねの内容が把握できる形になっています。

130709_02.jpg
写真-2:天王町駅の計画変更に関する記述

 天王町駅の1/3の柱と基礎を活用する施工方法に変更することで、平成30年度の上下線全線高架化の確実性が増すとのこと。

 天王町における工事量が減り、コストも下がる見込みとの事で、基本的にこの変更計画で今後進めていくという事が明らかになりました。

130709_03.jpg
写真-3:計画変更イメージ

 元々の計画では天王町駅範囲は線路の勾配が完全に変更になる形で、駅の構造も大きく変更するものでしたが、変更計画では現行の天王町のホーム真ん中あたりから勾配を変更する形になっており、その結果既存施設を一部活用することに繋がったものと思います。

 計画変更のイメージにおいて有効活用する範囲が示されていますが、現行のホームのうち横浜方と、ややホームを外れている範囲も含むことから、ホーム位置の変更も視野に入れつつ、星川方の高架橋へのアプローチを構築していくものと思います。

 なお、イメージパースにはEVとESCの位置も示されており、概ね現行位置での再整備になろうことが読み取れるものの、昇降設備配置が現行とは異なっているため、すくなからず施設的な切換があることが確認できます。

130709_04.jpg
写真-4:天王町駅起点方状況

 以上の変更計画やイメージパースをみると、現行の天王町駅のホーム終点方の勾配をいかにして変更するか?というのがカギになろうかと思います。

 単なる勾配変更ではなく、高架橋へのアプローチの構築ですから、少なくともホーム施設はアプローチから外したい感じです。

 と考えると、一番簡単なのはホームの位置を横浜方にずらすことかなぁと思いました。

 というのも、イメージパースの横浜方にホームと上家みたいな施設が描かれているのですが、それが現行ホーム位置よりも横浜方なので、ホーム移設があるのではないか?という読みです。

 その観点でホーム端部から横浜方を確認すると、移設が可能そうで、かつ上り線脇で何やら工事が行われているみたいです。

 仮にホーム移設の準備だとすると、ホーム位置変更→星川方の上り線を仮線側にシフト→星川方の下り線を上り線側にシフト→高架橋へのアプローチ構築といった感じで工事が進められそうです。

 はてさて、どうなりますでしょうか?

130709_05.jpg
写真-5:駅周辺作業ヤード状況

 天王町駅の下りホームから外を覗くと工事ヤード的なものは出来上がっている事が確認できます。

130709_06.jpg
写真-6:下りホーム側部の作業ヤード状況

 星川方の切換工事をするスペースは確保されているようなので、今後駅改良工事が進んでいく感じはありますね。

 どのような感じで進んでいくのか興味深いです!!

 今回は見たままですので、また機会があったらもう少し確認したいと思います。