2013年7月2日東武野田線岩槻駅改良工事調査(2) 鉄道施設編
6月末に駅舎機能移設が行われた、東武野田線岩槻駅の状況確認が出来ましたので、2回に分けて報告します。
その(2)として鉄道施設編です。
駅に掲示してあった改修事業概要です。
この図面を現行施設にあてはめると、どのような工事が行われるか大まかに把握する事ができますね。
図面は橋上駅舎まわりの施設のみ記載なので、鉄道施設を含めた最終形はパースから読み取るしかないのですが、だいたいイメージ通りになるのかなとは思います。
個人的に気になる点としては、施工方法そのものと、完成形のホーム位置がどんな塩梅になるかという事です。
橋上駅舎化することで下りホームに関しては端部が階段という制約が無くなるので、幾分下り方にホームを移設する事が可能な感じがして、実際図面を見てもそうなるような記載に見えます。
上りホームに関しても、基本大宮方に利用が集中することから、昇降設備付近がホーム端部という現行のままでも良いと言えば良いのですが、多少ホームをシフトする可能性はあるのかなぁといった感じがします。
橋上駅舎のラッチ内の昇降施設が上下でずれている時点で現行のホームのズレを意識して設計しているのは明らかですが、そのあたりどうなのかは興味深いところであります。
駅をぐるっとまわって春日部方の踏切を渡り、留置線側の状況を確認しました。
既に工事の動きが出ており、駅を出てすぐのスペースに工事用ヤードが出来ていました。
門扉が設置されているなど資機材の搬出入が行われている事が伺えます。
岩槻駅の下り線脇には3本の電留線が配置されていましたが、その内真ん中の1線が撤去されていることを確認しました。
分岐も綺麗に無くなっており、工事的対応であることは間違いないですが、期間中の一時撤去なのかどうはか何とも言えない感じです。
この1線の撤去は、橋上駅舎の施設範囲・自由通路の延長を考えると、基礎柱を建てる位置にあたりそうな気がします。
施設自体は線路に支障しないとしても、施工を行うためのスペースとして必要なので、撤去されたのではないかと思います。
重機械が仮置きされている部分が撤去された線路があった範囲です。
既にバラストのみの状態になっているのが分かります。
電留線の大宮方に目を向けると、昇降台に細工がされているのが確認できます。
停止している車両の停止位置が現行のものであることから、新しい停止位置を踏まえた改修という事になりましょう。
撤去されていない電留線についても停止位置の変更があるあたり、大宮方にヤードを確保したい雰囲気を感じるところです。
現時点では前述の通り中線の1線分の線路が撤去された状況ですが、6両編成の有効長を考えると不用な範囲とも言える訳で、工事のために今後手が入る可能性は高そうな気がしますね。
西口駅前広場となるあたりの状況です。
まだ工事的な動きは出ていませんが、敷地的には確保されているようです。
今後動きが出てくるものと思われます!!
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また機会があったら確認しますね♪♪