東急東横線跡地を歩いてみる!! (2) 反町~横浜間編
おとといに引き続き、地下化された東白楽~横浜間の跡地を徒歩移動する機会がありましたので、報告します。
その(2)の本日は、反町~横浜間です。
その(1)からの続きです。
反町駅の起点方で国道1号(横浜新道)と交差する形の旧線形状をそのまま生かすべく、こ道橋として整備されています。
元々の鉄道の桁の上部に通路を乗っけたような構造であるため、線路2線幅程度になっているという感じです(構造は外側からみると明らかです)。
三角形の屋根がエレベーターになっており、起点方からもエレベーターを2つ乗り継いで反町駅(地上階)まで移動することが出来ます。
交通量の多い道路上部の橋という事もあってか、柵の上部に嵩上げのパネルが設置されていますが、遊歩道的な緑道という事を考えると妥当な感じでしょうか。
反町駅の旧ホームがあったあたりの状況です。
細めの対向式ホームが存在していた事を感じさせるスペースは、新しい駅舎建物以外は東横フラワー緑道になったという感じでしょうか。
通路左右部分に植栽があるのは東白楽側と同様で、駅舎も景観に配慮した感じなので、良い感じであります。
反町駅は地上階が改札階で、ホームが地下4階となっており、縦の階層が大きい構造になっており、その一方で敷地的な制約もあり、駅務施設や換気設備、電気設備等の業務施設の配置に苦慮したんじゃないかなぁと感じる所はあります。
詳しくは分かりませんが、遊歩道脇に建っている建物がやけにハリボテ感があるのは景観配慮上であり、実は骨太な中身があるんじゃないかなと思ったり。
グーグルアースさんで航空写真を観ると天井の室外機等を緑色の屋根で囲うなど配慮していることが伺えるところです。
高島山トンネルは6:00~21:30の通行時間が設定されており、両入口付近にゲートが設置されてます。
トンネル入り口まで周囲に植栽が配されており、トンネル特有(何て言って良いか・・・)の雰囲気を緩和している感じですね。
トンネル形状は以前の鉄道トンネルのものと同様ですが、老朽化対策の補強工事が行われたようで、目に見える部分は新しい感じで目地もしっかり整備されているのと、ぱっと見て断面が狭くなっているように感じるので、内側部分に補強を施した感じでしょうか。
トンネルなので、やはりひんやりして暗い感じではありますが、照明が適切に配置されているのと、この暑い時期は、この雰囲気もむしろオッケーな感じではあります!!
入口を入った時点で反対側の出口が見える距離感も安心感に繋がるかなぁ。
なお、夕方でしたがそこそこ利用者は居ましたね(撮影タイミングを図ったくらいです)。
横浜方ですが、トンネルを出る前から下り勾配になっています。
これは鉄道は横浜駅まで高架線で進んでいくところを、地上へのアプローチに変更するための対応で、適切な勾配を設定すると、その開始位置がトンネル内部に至ったという事でしょう。
そのため、入口付近の構造形状の特殊性も相まって、なかなか不思議な雰囲気です。
キン肉マンのブラックホールを思い出したのは、アラフォーのオッサンなら分かってくれるかって所でしょうか・・・
交差道路に対して地上にたどり着く形でアプローチが構成され、入口付近にゲートがあります。
やはり左右の部分に植栽を配して緑道たる構成になっています。
横浜方の緑道端部付近の状況です。
ここから横浜方は仮フェンスが設置されている状況でした。
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以上、気になっていた施設が体験できて満足です!!