2013年9月11日京成押上線京成曳舟駅付近工事調査 その2
2013年9月11日京成押上線京成曳舟駅付近の工事状況を調査しましたので、報告します。
その(2)として、押上~京成曳舟間の状況です!!
押上方の切換口の状況ですが、下り線のみ木製覆工が維持され切換えられた上り線側は剥がされています。
下りが維持されているのは、重機械の移動ルートとして必要なのかなと思います。
押上~京成曳舟間の高架橋は、元々の地上線において踏切が多く、スパンを飛ばす必要から長大桁の箇所が多いのですが、現時点でさしてラーメン高架橋でも良さそうなところも頂戴桁になっていたりします。
構造の連続性というものもありましょうが、今後の地上施設整備の関係もありそうですね。
元々盛土高架だった部分に新規に高架橋を構築しており、石積擁壁の奥に橋台ではなく橋脚を構築しているあたり、下り線も高架化された際には、石積み擁壁を一定範囲撤去するような感じの構造になっていますね。
盛土高架も完全には無くせないでしょうから、もう少し押上方の部分で背面処理をするのかなと思います。
もう少し京成曳舟方に進むと、下り線のみ高架化されている状況が明確に分かります。
すでに仮上り線の軌道は撤去されており、上り線の高架化に向けて進んでいますね。
一部踏切は使用停止になっていますが、上り線高架化により維持された踏切の開いている時間が伸びているものと思います。
京成曳舟駅付近の交差道路がある部分ですが、地上線が下り線のみになっても遮断機は従前の位置でした。
しかし、旧上り線側の遮断機位置を移設するべく、新たに踏切基礎を構築していましたので、近いうちに遮断機の位置は変更されそうです。
このあたりは仮上り線の軌道が残っていますが、施工位置の順序的なものかと思います。
押上方から京成曳舟駅へのアクセス通路として線路脇に細道がありましたが、その機能は維持されまして、若干位置を変えて新設高架橋の下部に設けられています。
踏切遮断機の位置が変更になると、仮上り線部分にアクセスするルートが構築できそうな感じでして、営業線に挟まれた範囲だからこそ設定が難しく、そのために踏切遮断機を移設するのかもしれませんね。
その(3)に続きます!!