2013年11月27日西武新宿線東村山駅付近調査
2013年11月27日に西武新宿線東村山駅付近の現地状況調査をしましたので、報告します!!
複雑な構内を持つ駅の高架化工事という事で、東武竹ノ塚に続き土木屋の血が騒いでおります(笑)。
工事ステップがどうなるのかイメージするも、よく分からないため、まずは現地を観察しておこうかな?という事での調査であります♪
以下、コメントです。
東村山駅は3面6線構造の駅で、上り線脇に側線と保守基地があるなど、比較的広い構内を持つ駅です。
3面のホームの中心位置に高架橋の柱を構築し、2面4線の高架橋駅を構築する計画になっている事から、既存の運行を維持しながらの工事になることが伺えますが、この構内スペースをいかに活用するのか、興味深いところですね!!
終点方1つ目の踏切、大踏切から駅側を望んだアングルです。
踏切部分では線路3本があり、新宿線の上下、西武園線という構成ですが、用地スペース的にはもう少しある形になっており、3つの線路を位置を変えつつ、高架橋(少なくとも1線分)を構築していくことになろうかと思います。
が、駅付近の工事を考えると、この部分のスペースをもう少し確保したい感じであり、配線の整理を行う可能性も高いのかなぁとは感じます。
西武園線をどこまで重視するかにもよりますが、運転頻度を考えると分岐部分まで新宿線の線路を共用する形でもさしたる問題は無さそうであり、共用することでスペースをより確保してきそうな可能性も高いかなぁというのが現地を見た印象です。
大踏切から終点方を見ると、西武園線分岐部まで3線あり、余分なスペースはありません。
計画概要図では西武線の軌道側に鉄道付属街路が設けられる形になっていますが、位置的に現行西武園線の軌道が最後まで残り、高架化により軌道を撤去した部分が付属街路になるという捉え方が自然なのかなぁといった感じ。
この範囲では仮線借地が無いことから、2線運用+高架橋構築スペース1線分という捉え方になるのかというのが現地を見た感想です。
ちなみに、大踏切付近から駅部に向かって高架橋が膨らんでいきますが、引上線を踏まえたラインと捉えると自然な感じで、その場合有効長は6両分程度になりそうです。
2面4線構造で、国分寺線・西武園線が新宿線と施設共用する形になるため、異常時等の対応を考えると、少なくとも1線は引上線が構築されるのではないかなぁというのがオイラの予想であります。
続いて、起点方1つ目の踏切(鷹の道)から駅部を眺めてみます。
こちらも構内スペースとしては比較的ある状況で、保守基地もあることから、配線的な融通、線系の変更は出来そうです。
ただし、高架橋構築に際して立体交差を構築する関係で、工事用スペースが必要になる面はありそうで、終点方よりもむしろ難しさがあるかもしれませんね。
計画概要図を見ると、この踏切より起点方において新宿線は上り線側に仮線を構築する形になっています。
一方国分寺線は写真右側部分に仮線(借地予定)を設ける形になっており、両線の仮線位置から見るに、高架橋を真ん中スペースに構築していく事になろうかと思います。
駅部のホームが現状のままなのか、ホームは維持しても線数を減らしたりするのか、更にホーム位置まで変えていくのか分かりませんが、新宿線上り線脇の側線スペースがあることから、多少なりとも移設する可能性があるのかな?とは思う次第です。
工事期間中は工事ステップの関係もあり、国分寺線と新宿線との直通運転は切り離される可能性が高そうな感じなので、運行切離しによる配線整理で工事スペースを捻出するような気がしています。
続いて久米川方面に歩き、新宿線の府中街道交差部をチェック!!
このあたりは上り線側に仮線スペースを確保し、1線分シフトさせてから下り線、上り線の順で高架化する区間です。
上り線脇のほうが用地スペースが生みやすい状況になっていることが、なんとなく分かりました。
このあたりは通常の高架化工事のやり方なので、イメージできるところかと思います。
現地調査は以上です。
時間があったら、工事ステップについても考えてみたいと思います♪♪ (答えが出る前に・・・)