JR新潟駅の改良工事状況を見る!! (1) 工事概要編
たまには遠方個所の工事状況の調査でも・・・という事で、かねてから確認したかったJR新潟駅の状況を見てきましたので、3回に分けて報告したいと思います。
その(1)として、工事概要編です。
実のところあんまり概要を知らないオイラでありました・・・
連続立体交差事業内容として新潟駅付近の高架化を行い、合わせて新幹線と在来線を同一ホームで乗換えできるようにする計画というのが全体概要ですね。
この掲示内容では分かりませんが、もう一枚掲示されていた計画概要を見ると、立体交差区間は白山駅方面、新津・新発田方面とも結構な距離があるようですね。
今回(明日以降報告します)は駅部分の施設調査なので、それに沿った概要のみ下記に示したいと思います。
現在既に高架化に向けた事前段階として地上施設の一部切換が完了しています。
具体的には写真-2の平面図に示す通り、1番線の新津・新発田方に離れホームとなる8・9番線を構築し使用開始とあわせて、新幹線寄りの5~7番線3線を使用停止している状況であります。
8・9番線は代替設備のため、番線を従来と分ける必要は必ずしも無かったのかもしれませんが、位置が従来と離れているため、区別として新しい番線を付与したのかと考えます。
さて、工事的な状況ですが、5~7番線使用停止に伴い、その位置の地上施設は既に綺麗さっぱり無くなっており、高架橋構築が進められている状況であります。
そのあたりは明日コメントしますね!!
現行状況を断面図で示すとこのような感じです。
切換の日付も記載されていますが、平成24年11月4日に6・7番線の使用停止、8・9番線の使用開始、約半年後の25年4月7日に5番線も使用停止という状況ですね。
工事範囲は新幹線と在来線に挟まれた範囲になっており、施工条件は必ずしも良いとは言えない感じであります。
平成30年度頃には5~7番線のスペースに構築した高架橋施設完成に伴い、新たに2~5番線として使用開始する形になります。
この段階で新幹線11番線と在来線5番線の間のホームにより同一ホーム乗換が出来るようになります。
連立工事としてはこの段階で踏切が除去されるので機能的には達成されているという事になるようですね。
なお、あくまで暫定状態であり、地上の1番線、暫定施設の8・9番線は使用が継続されるようです。
平成33年度頃の全面開業時の断面図です。
在来線の1番線の高架化が完成となるわけですね。
駅部分だけ見ると随分と工期がかかる印象ですが、前述の通り延長が長く、単に鉄道施設の構築を行えば良いというものでもないため、他事業との調整等も含めてかかる期間なのかなぁというのが率直な印象です。
ざっくりですが概要は以上です。
その(2)に続きます!!